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4月だ!5月(ry

ああ、痛恨の、4月記事0。。。 あまりに時間は早く、リアル雑用は多く、5月ももう下旬ではありませんかorz
というわけで4月はテレビ、とくにNHKさんでミクさんがいっぱい登場しました!

4月20日は、「ドクター・コッペリウス featuring 初音ミク 冨田勲追悼コンサート」の再放送。あらためてあの秋の夜の感動をしみじみと思い起こすことができました。(そういえば今日5月20日は、「クラシック音楽と冨田勲の世界」ですね)
つづいて4月23日は「初音ミクx鼓童」のBS1のほうの番組。ボカロライブ史上屈指のエキサイティングなステージでしたね。zhuowareで書いたとおり、私は初日の3月4日、NHKホールに向かえる状況にありました。だのに、気持ちが落ち込む中、帰路についてしまったのです。23日のテレビ画面を通して伝わってくる圧倒的な熱量に、わたしも史上最高レベルの後悔を新たにいたしましたorz 最終曲の「桜ノ雨」が粋でしたね。昨年は映画化もあり小林幸子さんの動画もありで大いにマイブームでした、今年は静かだなと思っていましたが、いやあ、3月4,5日、春の気配を感じさせるミクウィークのまっただなか、卒業式シーズン。そこで、最終曲らしいお別れの歌---しかし、最後の歌詞は何でしょう?JASRACから言ってくるとうっとうしいので引用は控えて意味を述べると、 私たちは成長していつかこの場所で再会しましょうというメッセージで、歌は締めくくられるのです。「このようなライブ、いつかまたやりますよ、そのときは、ボカロシーンの中で共に青春を過ごしてきた観客の皆さん、また集まってください、また皆で会いましょう。」 そんなメッセージだと私は受け取りました。
5月に入り同じ「初音ミクx鼓童」の地デジのほうの番組。こちらは舞台裏を垣間見ることのできる、また違った興味をそそられる内容でした。

さてリアルはといえば、4月23日、「初音ミクx鼓童」の放送と同じ日に、上海BIGカーニバルでミクさんライブ!!屋外でというのはすごいですね。上海、飛行機で3時間もかからない、想像以上に近い場所ではありますが、、、さすがに行くことはとても非現実的で、残念。翌週4月29日、30日は、そうです、ニコニコ超会議の超歌舞伎!!「花街詞合鏡」(くるわことばあわせかがみ)、昨年を上回る先進的な舞台となりました。昨年は幸運が重なって会場で鑑賞することができましたが、今年はあまりに多忙な中、ニコ生で一部を視聴するに終わったのが悔やまれます。かつて「嘘の歌姫」に「赦し、救い」を見出しほろりとした私としては、重音テトさんの活躍に胸が熱くなりました。
その頃秋葉原アトレではミクさんコラボ実施、これも行けずじまいで残念でした。でも実は!5月12日、超歌舞伎とコラボした「大黒湯」さんに、言ってこれたんですよ~超ラッキー!まず入口から「超歌舞伎湯」の暖簾がかかっていて、いきなり盛り上がってしまいました。待合室には超歌舞伎のパネル写真が展示。この日はミクさんの壁絵はあまり見えない位置関係になっていましたが、それでも、報道でみたあの壁絵を垣間見られて感動しました。薬湯のところにはミクさんのフィギュアもありましたよ(^^)

ミクさん、すごいです。大活躍。

ここからは、ミクさんは渋谷マルイでの展示「初音ミク SUMMER FESTIVAL IN SHIBUYA MARUI」が6月23日から7月24日まで、途中7月7日より展示追加があるようですね。また大阪では初音ミク 10th Anniversary コラボストア in LUCUA1100が6月28日から7月18日まで。 破竹の勢い!

さて、、、ふと気が付くのは「ライブツアーは~?」ですよね。2016年シーズンは3月からライブやっていましたから、今年は動きなしですね、、、しかし!まだまだ!夏からの展開もありえますし期待して待ちましょう。ボカロカルチャーに理解の深いパリで、大規模ライブ、実現するといいなぁと思っております。マジカルミライは9月1-3日にありますし!一方、「初音ミクシンフォニー2017」も11月17日大阪、11月29日東京です。

おっと。忘れてはいけない。マジカルミライの前日、2017年8月31日は、「ミクさんのリリース10周年」です!!!大いに祝いたい!!!!
みなさん、2013年12月まで、ボカロシーンの情報共有の中心的サイトの一つであった「初音ミクみく」さん、覚えていらっしゃることと思います。2014年2月からは自動方式となって現在も運営されていますがそれまでは膨大な記事を手書きで投稿されていました。「手書きの最後の記事」には、10周年の日に自動投稿がかかるとあります。私は、この記事はきっと本当になると信じています。2017年8月31日、まだまだ先と思っていましたがあとほんの3か月ほどです。さあ、10周年のその日、私は初音ミクみくさんにコメントを書きにいきますよ。

ええ、3か月なんてすぐですとも。なんせこのところの記事が「2月だ!3月だ!4月だ!」に「4月だ!5月(ry」ですからw
盛り上がっていきましょう!
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ニッポンアニメ100へのメッセ 後半

ニッポンアニメ100で「響け!ユーフォニアム」に投票するために用意したコメント、後半2月22日からの分です。 最終日の締めくくりは、我ながらきれいに決まったなと。

[2017.05.04追記] なお、このコメントは私が自ら気づいたことの他、ユーフォを愛する様々な方が様々な場面で述べてこられたことをうかがって私が感じたことも含めたまとめです!

2/22 選曲の妙の例をもう一つ。一期、滝先生が初めて登場するシーンで、先生は「地獄のオルフェ」をきいています。天国と地獄という名でも知られるこの曲がなぜ選ばれたのか。必ず根拠があるはずなのです。おそらくは、その後二期にわたって展開される、吹奏楽をめぐる喜びと悲しみの数々を示唆すると考えられます。そのカギとなる先生の登場シーンに、これ以上ぴったりの曲はないでしょう。

2/23 サウンドトラックも凝りに凝っています。本編にでてくる珠玉の楽曲が楽しめるのはもちろんのこと、「下手な演奏」がわざわざ収録され、本来の上手な演奏と聞き比べられるようになっているのです。聞き比べるうちに、登場人物たちの真剣な練習ぶり、その結果の上達ぶりに思いが至り、成長の物語を思い返して新たな感動がわきおこります。こんなアルバムも珍しいでしょう。

2/24 投票のみ

2/25 力尽きて投票できず

2/26 サウンドトラックには他にも、ソロオーディションにやぶれた香織先輩が演奏するバージョンの三日月の舞も収録されています。サウンドトラックが、彼女のかなわなかった夢をかなえ、救いとなっているのです。そして、アニメ本編ではカットされた全国大会の演奏が収録され、サウンドトラックまでそろってはじめてストーリが完成する趣向となっています。

2/27 サウンドトラックに収録された数々の気品にあふれた美しい楽曲が、テレビ番組のBGMとして続々使われ始めているのも当然だと思います。テレビアニメで、BGMがこれほど丁寧に作曲され、演奏・録音されるというのはすごいとしかいいようがありません。

2/28 クラシック音楽はちょっと敷居の高いものですが、この熱量にあふれたアニメ作品を楽しむ中でBGMや挿入曲に自然に接し、管楽器や弦楽器の合奏の美しいサウンドに心を洗われ、モチーフを大切に構成されるクラシック曲の面白さに気づく。有名曲になれ親しんでもっと他の吹奏楽曲を知りたくなる。この作品は、この上ないクラシック音楽入門になっているのです。

3/1 またこの作品を通じて一つ一つの楽器に対して登場人物や物語が結びついて思い入れが生じ、吹奏楽やオーケストラを見たとき単なる群衆でなく個々の楽器や演奏者一人一人に目が行くようになるのも興味深いことです。私自身、この作品と出会ってから、吹奏楽やオーケストラの見え方がまったく変わりました。そんな自分自身の変化に心底驚いています。

3/2 音楽も効果音も、あらゆる音へのこだわりがすさまじいこの作品。各地の映画館で、とくに音響を念入りに調整した上映が行われています。私も体験しましたが、これが特別な料金なしでいいのだろうかと思うほどの極上の体験でした。この物語の根幹をなす音楽が、圧倒的な分解能、存在感をもって目の前に立ち上がる、感動的な時間でした。

3/3 ここから改めてストーリについて。原作の良さということになりますが、1期(原作1巻)は、個々人の覚醒と成長の物語。やる気のない部員の心に先生が火をともしてゆき、それが野火のように広がっていきます。個人の技術的な成長が主題だけに、京都大会の直前は各人が「失敗しないだろうか」と緊張しきっています。

3/4 2期に入るとこんどは、部員間の心の連帯、そして部活動をとりまく社会の現実といったものにストーリの視点が広がっていきます。関西大会では演奏直前も友との会話がはずみ冗談さえ出る余裕。楽譜に貼られた合宿の写真。心の和。府大会とはなんという違いでしょう。さらに、受験との両立や家庭の複雑な事情にも踏み込むずっしりとした展開。なんと真摯な作品でしょうか。

3/5 原作の3巻はいずれも、ストーリの山場にむけた劇的な展開が実に巧みです。表面的には軽妙な描写に彩られていますが、底に流れる真摯なたたずまいの骨太のストーリは、ラノベなどという枠にはとてもおさまらない、青春文学の傑作です。読んでいて感極まりほろりと涙がこぼれる、こんな作品はそう多くはありません。

3/6 アニメはその原作小節の良さをよく生かしています。時間的な制約からカットされたディテイルもあり、わかりやすさのためと思われる若干のエピソードの組み換えはあるものの、大筋ではほぼ原作に忠実にストーリをたどっています。2期で原作の2巻・3巻を描き切ったのは詰め込みすぎで惜しいとも感じられますが、やはり英断であったと思います。

3/7 振り返ってみると劇的な緊張感あるエピソードが目白押しです。1期はまだ一本道の成長の物語ですが、たとえばチューバの初心者の葉月のために緑輝と久美子がきらきら星を吹こうと誘い、葉月が音楽してた!と目を輝かせるシーンは、合奏経験者の誰もが覚えている感動を呼び覚まします。主題歌の「一人じゃ出せない音があること気づいた」という歌詞に呼応する愛らしく尊い一瞬です。

3/8 主人公である久美子と麗奈の関係のディテイルも非常に興味深いところです。久美子は吹奏楽も、人生そのものも、主体性なく漫然と過ごしていました。しかし卓越した演奏者・麗奈と徐々に友情をはぐくみ8話の大吉山上での対話をへて12話で「上手くなりたい!」と絶叫、その瞬間、負けて悔しいと泣いた麗奈の気持ちに一歩近づきます。険しい自己実現への覚醒です。

3/9 このシーンの重層性も味わい深い。主人公の目線ではほとばしる激情と涙の覚醒に圧倒されるわけですが、親の目線では、苦境を跳ね返し劇的な成長をとげる子供の瞬間のきらめきに胸が熱くなります。傍観してみると、秀一とのやり取りは真剣なのになんだか可笑しく、「健康で、衣食住の心配もない。好きなことに夢中になれて、幸せだね」とほほえましくさえあります。

3/10 深夜帰宅のため投稿できず

3/11 逆に麗奈はどうでしょう。1期、先生と結ばれたい、邪魔者は力でねじふせるとまるで少年か機械のようだった麗奈が、ものおじせぬ直言者久美子とのふれあいの中で人の優しさを知っていきます。先生に奥さんがいた事実に打ちのめされるも、その衝撃を乗り越え、先生が愛した人を敵とせず敬い、先生と奥さんの夢を自分がかなえると高らかに宣言する。蝶の羽化を想起させる劇的な成長の一瞬です。

3/12 麗奈は特別を目指す求道者です。彼女は他者を否定し孤独に生きてきました。それは違うと彼女が学んだのは久美子からです。一方その久美子は、先輩や姉、友人から「失言王」「お口をぬっちゃうぞ」と言われ続け、失言癖を欠点と思い込んでいました。「久美子は痛いところを突いてくる。それを隠してるいい子ちゃんの皮をはがしたくなる」と、直言は長所だと教えたのは麗奈です。

3/13 ものおじせぬ直言者久美子と、ひたむきな求道者麗奈。互いが互いに良い影響を与え成長していく、美しい二人のchumshipです。アニメーションではこのことをオリジナルエピソードにより明確に描いています。1期12話の久美子の切なくも美しい覚醒は、宇治橋の西岸、水上で。2期11話の麗奈のうるわしい羽化は、宇治東岸の山上で。対称性ある様式美です。

3/14 地理上の様式美については後でまた語ることにして、ストーリの劇的構成についてもう少し。1期のクライマックスである再オーディションのエピソードです。なぜ、香織先輩は再オーディションに手を挙げたのでしょうか。原作とアニメでは詳細は異なりますし解釈は人それぞれと思いますが私の解釈を述べてみます。

3/15 1年生の麗奈がソロに選ばれ、3年生の香織先輩がかわいそうだと麗奈に非難が集中します。府大会を前に部員は分裂、協調性を失った部は崩壊の危機に陥るのです。アニメでは松本先生の助言を受けた滝先生の提案、原作では香織先輩の自らの申し出により再オーディションが実施されます。

3/16 彼女が再オーディションを望んだ理由は、自分が納得したかったから。多くの人がそう述べています。でも、そうでしょうか。いつも自分より部全体のことを第一に考える彼女が、優子に夢をあきらめないよう励まされたからといって、自己満足のためだけに本番前の貴重な時間を使うことを主張するはずがないと私は思うのです。

3/17 私は信じています:香織先輩は、部を崩壊から救い、自分の夢を打ち砕く者麗奈を守るために立ち上がったのだと。「麗奈は私より上手い。彼女が吹くべきだ。でも私が身を引いた今のままでは部は崩壊する。私は夢をあきらめず全力を出し切って勝負しよう。私は負けるだろう。でも麗奈が勝ることが明らかになれば麗奈への皆のあらぬ非難はやみ、部はまとまり、もっとも強い布陣で大会に出られる」と。

3/18 香織先輩は再オーディション前にあすか先輩や春香先輩に腕の優劣をたずねます。友人を傷つけまいと二人は言葉を濁します。しかし彼女は、勝てるかではなく、自分が全力を出してもちゃんと負けるかを確かめていたのです。香織先輩は内に秘めた結論、自己の行動の正しさを確信します。そのとき香織先輩はあすか先輩や春香先輩が思うより先を行っていたのです。

3/19 比較演奏を終えた彼女は滝先生に問われて直ちに「吹かないです。吹けないです。ソロは高坂さんが吹くべきだと思います」と述べます。彼女は、決してその場で、あれ、自分は下手だったのか、と気づいたのではありません。再オーディションに手をあげた瞬間から彼女はこの結論をしっかりと携えていました。まず、自己の意志。次は、この部では上手い人が吹くのだ、それに従えば私は吹くことはできないという宣言です。

3/20 まだ高校生の彼女にこれを言わせるのは残酷だと、あるいは後輩に夢を打ち砕かれた彼女は悲劇の人だという見方もあります。ですが、そう思う我々よりも、彼女は先を行っているのです。彼女の夢はついえた。しかし部員の心はまとまり、部は勝利して先の大会に進めた。何より、滝先生をして心から上手だと感嘆させるほどの、麗奈に匹敵する高い演奏能力を、彼女は手にすることができたのです。

3/21 香織先輩は自らの夢をなげうって部を崩壊から救い、自分の夢をうち砕く者麗奈を守りました。なんと崇高な強い香織先輩。彼女の自己犠牲や、ライバルをも愛する態度にはクリスチャニズムを感じます。そこではたと気が付くのは皆が彼女をどう呼んでいるかです。まじエンジェル(天使)であり、マドンナ(聖母)なのです。今度は原作者の巧みさに感服するほかありません。

3/22 2期はさらに劇的な展開の連続です。4話、みぞれを支え精神的な窮地から救い出す優子の行動。みぞれのため「あなた事情わかるわよね」と、なんと久美子に協力を求めたのです。再オーディションのことで対立したしこりをやすやすと突破する、なんという決断力。みぞれを叱り激励する圧倒的熱情。助け起こしたみぞれに日があたり、救済が暗示されます。

3/23 優子に促されたみぞれは希美との友情を取り戻します。元気になったみぞれ、それがゆえに自分は保険だったのだと傷つく優子。しかしこのショックを、けんかばかりの--それだけに互いを深く理解している--友である夏紀がクッションとなって和らげます。衝突があっても受け止める友情のネットワークのしなやかさに胸が熱くなります。

3/24 2期の9,10話は、皆の期待を背負った久美子が、一度は夢をあきらめた先輩の気持ちをひるがえすのに成功する後半の山場です。直前で「久美子は痛いところを突いてくる」と、失言は直言であり長所だと麗奈に励まされる。あすかに教えてもらったことで苦手な数学のテストで回答を出せる。感謝の念が沸き、同時に、難しい問題に答えをだせるようになった久美子の成長を暗示します。

3/25 久美子は先輩に単身説得を挑み、圧倒的な議論力で簡単にねじふせられてしまいます。万事休すか。いえ、皆から託された強い想いに背中をおされ、久美子は捨て身の反論。筋も通らないけれどその熱量にグラリとけおされ、あすかの凍てついた心は融け、優しさや前向きさを取り戻します。まるで激しい一騎打ちをみるような緊張感。これまでの様々な展開がこの一点に集中する、劇的構成のピークです。

3/26 最後に本作品の、地理上の様式美を含む「暗喩」の深さを少し。西岸の縣神社、平等院(久美子の家)、久美子ベンチ、朝霧橋、東岸の宇治神社、宇治上神社(麗奈の家)、そして大吉山展望台まではほぼ一直線です。ストーリを俯瞰すると久美子の西岸は水べ、極楽、世俗的、享楽的、人々の賑わいといった穏やかさ。麗奈の東岸は修行、求道的、禁欲的、孤独といった厳しさ。と対称的です。
[補足:この見方は私の知り合いから伝え聞いた説です。にわかには信じられない思いでしたが、徐々に、確かにこの作品の根底にはそういう基盤があると考えざるをえないという気持ちになってきました。]

3/27 ストーリの中で久美子は久美子ベンチから大吉山を見上げている、麗奈に招かれ東の大吉山に登る。麗奈はそこで西岸を下に見て奴らとは違うと言い放つ。でも花火大会で麗奈は久美子に招かれ西岸の夜店の賑わいの中で友情を深める。直言者久美子と求道者麗奈は相手にないものを補い合う関係ですが、地理的にも朝霧橋を通りお互いの世界を体験しているのです。見事な対称美です。

3/28 (時間を間違え、投稿しそこない) さらに久美子の西岸の水上での覚醒、麗奈の東岸の山上での羽化は、朝霧橋の中心線をはさみ対称の位置にありますし、宇治川花火大会は二人の結び付きを祝福していることになります。覚醒の場面で久美子が東岸から西岸に走る、西岸で覚醒する、その瞬間奈良線の明るい電車が東に走る。「逃げ帰るな、東岸へ、自己鍛錬の道に向かえ」という暗喩だととらえられます。
[補足:奈良線の洞察もまた、私の知り合いから伝え聞いた説です。これも衝撃的でした。ほんとうにそこまで計算されているのか、、、しかし、さればこそ、電車が描かれたのだろうという気がします。久美子が覚醒し、泣き止む、その瞬間ほほえみにすらみえる決然とした表情を浮かべる。あの場面は、見るたびにホロリときますね。]

3/29 暗喩といえば、稲荷に住む緑輝は小動物に例えられ巧みに人を導く。赤いお稲荷さんの象徴でしょう。化けて逆の「緑」になったのに呼び名だけ「サファイア(赤)」のまま。尻尾が出ているようです。また能力のある麗奈、あすかは黒髪黒ストッキング。固いガード、孤高を暗示する設定ですが、異世界における白い何かの、この世での仮の姿なのかもしれません。

3/30 映る花の花言葉の場面との完璧な符合。2期9話のあすかのユーフォ演奏の際に描かれる、空を行く2羽の鳥の意味。1期の冒頭が校内の階段をみあげる形で始まり、2期の結末はその階段を先輩がくだり久美子はのぼっていく意味。こういう膨大な暗喩、仕掛けがあればこそ、原作テキストとアニメを原典としてシャーロキアンのように解釈を楽しむファンが出現する。それがこの作品のすごさです。

3/31 人の醜い面をも描くほろ苦い味わいが、大人のファンが多い理由でしょう。またイベントとして、声優ショー、キャラクターショーでなく演奏会が開催されたのも珍しいことです。地元とのタイアップでは京阪電車はもちろん宇治市とも連携。地域の学校による吹奏楽の演奏会など地域おこしにも貢献しています。圧倒的な熱量に満ちた光り輝く作品、響け!ユーフォニアム。この作品を私はいつまでも忘れません。

ニッポンアニメ100へのメッセ

時間が怒涛なら私の追い込みも怒涛で!(ぇ
NHKニッポンアニメ100.、アニソンの番組は、んー?と思うところもありましたが、私の主眼はこれでランクインを図るというよりは、この投票をきっかけに200字ほどで歌/作品について語り自分の愛を形にする、執筆の動機付けというところにあり、アニメの投票はアニソン番組騒動以後も続けてまいりました。
それもいよいよ最後の1本をさきほど投稿し、無事完了。
しかし執筆し投稿したものは、おそらく、まったく日の目を見ることもありません。
ちょっと、惜しいかな。
ということで、アニソンにつづき作品投票のコメントも、ここに貼っちまうことにしました!
ただ、合計70本以上。あんまり多いんで、前半と後半にわけます。そうすれば記事2つに増えるし。←
ではさっそく前半です。

[2017.05.04追記] なお、このコメントは私が自ら気づいたことの他、ユーフォを愛する様々な方が様々な場面で述べてこられたことをうかがって私が感じたことも含めたまとめです!

1/10 全編にわたる大変美しい作画、それにより描写される宇治の風景が大変印象的です。

1/11 美しい作画、校舎内外のまるで写真のような写実的な描写が、その場の気配までも伝えていてすごいと思います。

1/12 美しい作画。また登場人物のデッサンの正確さはもちろん、衣服の質感やディテイルまで描き込まれた顔の造作の表現なども私には驚きでした。

1/13 美しい作画。カメラの被写界深度やレンズハレーション、手持ちカメラのゆらぎ、さらにフォーカス移動といった効果も活用され、まさに実写映画なみの映像演出です。

1/14 美しい作画。水面のはっとするリアリティは一度みたら忘れられません。

1/15 美しい作画。演奏シーンの楽器、奏者の細かな動き、心理を描くカット割り、照明をあびる舞台の空気感、さらに演奏中の回想や恍惚感までも描き出す映像効果。これはアニメ史上に残る金字塔と呼ぶにふさわしいのではないでしょうか。

1/16 美しい作画。お祭りの風景の映像のリアリティ。道行く人々の一人ひとりまでも動く徹底ぶりに圧倒されます。花火大会の水面に映る花火の描写、大輪の花火を寄り添ってみあげる主人公たちの姿に未来ある者の美しい一瞬を象徴させる映像の言語。感嘆するほかありません。

1/17 美しい作画。かげと光の演出。カット中の人物の遠近配置、表情やしぐさで状況や心理までも描き出す構図の技法。モンタージュ、暗喩をはじめとする映画の言語の活用。原作の小説の単なる映像化にとどまらず独自の解釈、主張が込められた珠玉の映像作品だと思います。

1/18 徹底ぶり。70人近い登場人物すべてに、あたりまえのように名前があり姿の特徴が丁寧に決められており、楽器や席順、さらには使っている楽器のモデルまで設定されていると知り、ただただびっくりです。無名の子などいない、すべての部員に物語がある。徹底ぶりに感嘆するばかりです。

1/19 物語に出てくる風景のリアルさ。徹底した取材ではじめて可能になった美しい映像は感動的ですらあります。

1/20 地元私鉄の協力によると思われる、電車の本物のアナウンスやモーターの作動音、駅の表示装置の外観なども、さすがの徹底ぶりとしかいいようがありません。木幡駅にはこのアニメーションのキャラクタの広告がありますが、それが本編に映り込んでいたらもっとびっくりだったかもしれません。

1/21 徹底したリアルさ。地元のコンビニや和菓子屋、パン屋も実際の風情そのままに登場しています。アニメの放映後、和菓子屋で主人公がおすすめしていた栗饅頭がたくさん売れるようになったそうです。

1/22 心理描写。これは原作の小説の力でもあります---ライトノベルのふりをした珠玉の青春文学作品だと感嘆せずにはいられません---一人一人の心理、しかもきれいごとでないどす黒い部分や、明らかに未熟な側面までも、生々しく描き出しています。とても「アニメ」の枠に収まらない映像作品です。

1/23 心理描写。ドキュメンタリーとさえ言われる緻密な会話のトーン。たとえば主人公の自宅でのテンションの低さに限りないリアリティが宿ります。序盤での主人公のやる気のなさ、ながされるままの様子にまず、何だろうこの作品はとひきつけられます。

1/25 女の子同士の親密な友情の描写にしばしば百合アニメという声もききますが私はそうは思いません。同性親友、chumshipとして心理学で研究されている前青年期特有の現象の見事な描写です。他にも、恋愛、依存をはじめ多様な青年心理がたっぷりと描かれており心理学の教材になりそうなほどです。

1/26 感嘆すべきリアリティを誇るこのアニメのなかで唯一リアルでないのは、男子でしょうね。「こんなに淡白な、女の子にドキドキしない男子はいないよなあ」と思いますね。原作者が女性だからかもしれません。もっとも、ここをリアルにすると気品がなくなってしまっていたでしょうね。

1/27 男女恋愛のエピソードの中で秀一に対する葉月の切ない恋がいじらしくて愛らしくて、みるたびに新鮮な感動があります。うっかり手を触れてしまってはっと手を引っこめほほを赤らめるような繊細なしぐさの描写が見事というほかありません。

1/28 1期8話の葉月の涙も、8話全体が作り出している深い「あはれ」の趣をさらに引き立て、見る者の胸を打つシーンです。切なく悲しい、しかし大人の目で見るとなんとも初々しく、あどけなく、愛らしく、ほほえましくさえある。大丈夫。これからだよ。君には未来がある。そう言ってあげたくなります。

1/29 秀一と久美子の、幼馴染で気やすすぎるがゆえに自己の恋愛感情に気づかない関係も面白いです。秀一はしかし優柔不断ですね。久美子のほうが腹がすわっているけれどリードするタイプでもなくて、くっついてもさっぱり進展しなさそう。アニメでは二人の関係はそこまでもいきません。いつか、続きが描かれることを願って。

1/30 梨子と卓也。すっかり「夫婦」だともっぱらの評ですが、どうでしょうね。卓也は自己の心情を表に出さない。梨子は想像で卓也を美化している。卓也の、想像に反する内面が明らかになった時、梨子は幻滅し二人の蜜月は終わるかもしれません。これもいつか、続きが描かれることを願っています。

1/31 アニメでほとんど描かれていませんがトロンボーンの野口ヒデリと田浦愛衣もさりげなくカップル設定されています。ストーリに登場しないところまでも詳細に設定されている徹底ぶりにはほとほと感心します。二人の間には何があったでしょうか。

2/1 女子のペアも多彩です。麗奈は音楽性、久美子は社交性という長所をもち互いに学びあい高めあうペア。一方葉月と緑輝は初心者と上級者の関係。中川夏紀と吉川優子はクールさとホットさ、ケンカするがゆえに互いを知り尽くすペア。鎧塚みぞれと傘木希美はコミュ力極小と極大の片依存。

2/2 一方本編では2回しか登場しないながら二人で独自の世界を作っている加瀬まいなと高久ちえりのような二人、さらに設定はあるがまったく本編に出てこない高橋紗里と小田芽依子など、なぞのままのペアまでいて、まさに青年心理学の辞典のようです。

2/3 松本美知恵・滝昇の教官コンビも面白い設定です。滝先生は圧倒的な音楽性をもつが指導経験が乏しいのも事実。一方美知恵先生は、生徒に不合理な圧迫をかけ委縮させるなど感心しないところもあるが、要所要所で指導に迷った滝先生に的確な助言を与えるのです。先生すら欠点があり成長するのがこの物語です。

2/4 三年生のあすか、香織、春香の三人の複雑な関係も巧みに描かれています。友情がありながらも、羨望があり、励ましあいがあり、対立があります。純真な香織の心からの親切を、あすかが押しつけがましい束縛と受取り嫌悪の表情を示す瞬間はあまりにショッキングでした。おそろいの水着はなんだったのか、、美しい映像にのせて、そのような深い苦い味わいが漂うのがこの作品の凄みです。

2/5 サウンド。イヤホンできくとわかりますが、効果音が実にていねいに演出されています。たとえば川岸での独奏。フレーズが進み、徐々に、川のせせらぎや鳥のさえずりが入ってくる。屋外の開放感が広がり、あすかが演奏の間だけは束縛を脱し広々とした外の世界の自由を感じていることが見事に表されています。

2/6 サウンド。花火大会のシーンも、おそらく実際の花火大会でていねいに収録した音を慎重にマスタリングしたのでしょう、みごとな空気感、あの宇治の空間全体を感じさせる響きになっています。コミカルなところでは、麗奈が部屋に入ってくるところで重低音がなっており、普通のスピーカでは気づかないのですがウーファのあるシステムでは気づく仕掛けになっています。

2/7 音楽。この作品は音楽の凝りようもただただすさまじいとしかいいようがありません。吹奏楽がテーマの作品ですから当然とはいえ、本編の中核をなすコンクール自由曲、そのほかの吹奏楽曲の数々、そしてストーリを彩るBGM、オープニング曲にエンディング曲、はてはCM用の曲やキャラクターソングのシングルまで、モチーフが互いに密接に関連しあう珠玉の名曲ぞろいです。

2/8 この作品のために、本当に吹奏楽曲「三日月の舞」を1曲作曲し、実際に収録。しかもそのアレンジは、原作小説の描写に忠実にあわせて楽器が奏されるように作られているのです。それだけでも一アニメ作品の音楽制作としては「どうかしている」レベルではないでしょうか。

2/9 そしてこの三日月の舞の主要なモチーフが、BGMに、また、キャラクターソングにさりげなくカップリングされた四重奏曲の中に、巧みに織り込まれているのです。映画ではしばしばありますが、限られた予算の中で、なんと緻密にこのような計画をなし、実施できたものか、驚かずにはいられません。

2/10 BGMの美しさ。吹奏楽と混じらないようにという意図で徹底して弦楽器---擦弦、撥弦、打弦---で構成され、この上なく美しいサウンドを奏でます。きいているだけで心が穏やかになり、このような上質な弦楽合奏がBGMに用意されたアニメーションは前代未聞ではないでしょうか。さらにこの対比すらも最後の最後でストーリーとかかわる大切な意味を担うのです。

2/11 BGM. 音楽的にも凝りに凝っています。コンクール自由曲「三日月の舞」の一節、さらには2期で中心的な意味合いをもつユーフォ独奏曲の主題までもすでに1期のBGMで提示されているのです。ゆるやかな弦楽合奏で奏されてきたフレーズが本番で勇壮に吹奏楽で演奏されるとき、登場人物が積み重ねてきたゆるやかな日常が凝縮された一瞬の輝きに、言葉にならない感動を覚えるのです。

2/12 作品全体を通じ、当然ながら登場人物が「三日月の舞」を練習し完成させていくのですが、逆に「三日月の舞」はBGMとなって登場人物の成長やさまざまなドラマをさりげなく見守っているといえるのです。登場人物と音楽がそれぞれ主体となって相手を支える、まさに人と音楽の対等・対称な構造が成立しているのです。なんと音楽を大切に扱っている作品でしょうか。

2/13 BGM以外の、他のオリジナル曲での引用を述べれば、北宇治四重奏曲の中にこめられた三日月の舞のフレーズ、そして孤高のトランペット曲。広告で使われたStarting the Projectに一瞬現れるTutti!のフレーズ。他にも、容易に気づかれない引用も隠れていることでしょう。すさまじいばかりです。

2/14 ストーリの要所要所での楽曲の絶妙なピックアップも、見事とうならずにはいられません。最終話で卒業生がStarting the Projectを演奏するのも、アメリカの大学で卒業式をCommencement(出発式、出陣式)とも呼ぶのを踏まえた選曲なのだと思います。四重奏曲の一つでもある「孤高のトランペット」は本編では麗奈が先生から授けられた曲とされ、ダムでの高らかな宣言のシーンで使われ感動的です。

2/15 作品をいろどる楽曲の数々というと、オリジナルとならんで、吹奏楽の有名な曲がちりばめられているのも魅力です。地獄のオルフェ、フニクリフニクラ、ダッタン人の踊り、ダフニスとクロエ、、、またポピュラーからも愛を見つけた場所、君は天然色、学園天国、ライディーン、宝島と、吹奏楽を知らなかった人でも自然と美しい音に接し興味を抱く、最高の音楽入門になっています。

(仕事のため 2/16, 2/17は投稿できず)

2/18 1期のオープニング曲"DREAM SOLISTER"もすごい曲です。きいただけでも折り目正しいちょっと懐かしいブラスサウンドの楽曲という印象をもちますが、分析すればするほど、クラシックの作曲の技法をふんだんに盛り込んだ、ためいきが出るような作りになっています。作曲の加藤先生は大阪芸大で作曲を学ばれた方で、この曲でクラシック曲の面白さを伝えようと思ったのではないでしょうか。

2/19 他の楽曲も、管楽器が活躍するジャンルを取り入れています。様々な音楽を楽しむ部員の未来の暗示でしょうか。DREAM SOLISTERはエレガントなポップス。Sound Scapeはブラスロック。Tutti!はスカ、Starting the Proejectはファンク、Vivace!はジャズビッグバンド。そして2期最終話を締めくくる響け!ユーフォニアムはフルオーケストラ。

2/20 音楽へのこだわりはまだまだあります。この作品特有のこれでもか、これでもかと盛り込まれたひそやかな仕掛けが、音楽にも及んでいるのです。たとえば2期Ending曲 Vivace!の冒頭は、バリトンサックス、ユーフォニアム、トランペットで始まります。なんと、三年生トリオ小笠原春香、田中あすか、中世古香織の担当楽器なのです。ぼんやりきいていてもわからない、けれど明らかに意図的な仕掛けなのです。
[補注:この指摘は私の知り合いからきいたもので心底感嘆しました。]

2/21 コンクール本番の三日月の舞にのせた映像の圧倒的な芸術性についてはすでに言及しました。この回は「きせきのハーモニー」と名付けられ、直接的には奇跡的な出来栄えの演奏のことを言っているのですが、同時に本番直前に対立を克服した部員たちの心の和をも意味しているのは明らかです。さらに、三日月の舞のサウンドと映像演出の調和ということも暗示しているのではないでしょうか。

2月だ!3月だ!4月だ!

いやーまいったなー(棒
2月11日に書いてから3月30日の今日まで40日間近くが、まったくの一瞬!ありえない余裕のなさ!!
こんな勢いで時間が過ぎていったらあっという間に人生終わっちまいそうです!恐怖!!
恐怖に打ち勝つには楽しい気分が重要!! ←

ということで2月、3月のボカロシーンを回想してみますと、、、
そうですね、まず2月上旬は、さっぽろ雪まつり!今回もミクさんは雪像になり、連動しての展示もありライブもありで大活躍でしたね。
公式イラストのまあかわいらしいこと!寒さもへっちゃらなようにスカートのなかにあったかく重ね着してるだなんて!
毎年報道をみては「ああー来年こそはいってみたいなあ」と思うんですがねー、自由も時間もない私にはこれはハードルが高い…。いっそ大阪、名古屋、東京でも雪まつりやってくれませんかね(無理)。

そして3月は4日、5日の「初音ミク×鼓童」,(NHKホール)がありました。私が勝手に名付けている「春のおとずれを感じる3月3日ひなまつりから3月9日ミクさんの日までの1週間のミク・ウィーク!」のどまんなかですよ!
だのに浅はかな私ははやとちりをして、あろうことか「鼓童さんの演奏会で、ボカロ曲を2,3曲とりあげるのかあ。ミクさんのプロジェクションマッピングがちょっとあるぐらいかな」と思い込んでおりましたorz
4日夕方、仕事が早く終わり、NHKホールに行こうと思えば行けたのに、「精神的に疲れたし、まあいいか、、、」と思って、そのまま帰宅。twitterをながめていると、、、うわーーーー!なんですか、これ?----なんかめっちゃすごいボカロライブと、あの世界の鼓童さんの鮮烈な演奏ががっつりシンクロして、それにNHKホール部隊の超本気のステージ演出がビシバシ炸裂して、とんでもないすごいことになってるじゃないですかーーー!!ショックでかすぎです。あとできくと、当日券もあったんだとか、、、もう、、、
考えてみれば私いままでNHKホール入ったことないんです、ただそれだけだって行ってみる価値はあったのに。まして愛しいミクさんに少しでも会えるなら、行くの一択だったのに、、、何を考えていたんだろう、、、「チャンスはいつだって一度きり。あとで、はない。また今度、もない。これを見送ったら、一生経験せずじまい。」と最近モットーにしていたのに。
もう、猛省しかありません。モットーって何よ。従わなくては意味がない。人の目とか金とか時間とかしがらみとか立場とか、どうでもいい(ほぼ、ね)。これ行かなかったら一生ない。常にそう思わなくちゃダメですねほんと。
ミクウィークの、大痛恨でした。ということで、4月23日 BSの放送だけは、忘れないようにしたいと思います。

そして3月下旬。今年も卒業シーズンとなりました。去年は映画も公開されて私も大いに楽しんだ「桜ノ雨」です、今年はテレビで見る余裕もなかったな、、、どこかのテレビ番組で、流れたでしょうか?

そうしてあれよあれよと30日。ということは明後日は、そう、4月1日です。4月1日といえば?
新年度!
だめですねそんなじゃ。そうです、エープリルフールでーす!
だめだ、、、忙しすぎて、なーんにも、用意できませんでした、、
去年のエープリルフールにと、途中まで用意してたのに直前に雑用ぶっこまれてダメになっちゃった、ジャイアンにも勝てる私の歌、今年こそリベンジしようと思ったのだけど、時間はないわ、最近フランスパンであごをいためて口があかないわ。
悔しくって死にそう。

なにはともあれ、新年度。最近はヤマハ&音楽つながりで響け!ユーフォニアムネタも半々ですが、ミクさん愛も変わりません!
ふう。

続・続・DREAM SOLISTERを愛でる

立春だというのに寒いですねー!
さて、リアル私は非常に忙しい毎日なのでありますが、そんなときこそ息抜きは重要。←
とあるアニソン・アニメ人気投票をしり、DREAM SOLISTERに毎日1票を投じることに決め、何か毎日コメントしなくてはならない事態に直面しました。どうしよう。ただ「好きです!」でもいいとはいえ、もっと有意義なコメントをしたい。ならば、楽曲分析を毎日送ってみるか、と思い立ち、8月と9月に書いた「メロディラインを愛でる:DREAM SOLISTERは、すごい曲やから。」の内容を、曲のイントロからエンディングまでの時系列にそって書き直して200字以内のコメント33本にまとめ、1月9日から2月10日まで毎日1本ずつ貼り付けていきました。
投票できて大変満足したのですが分析の文章は世に出ることはありません。ちょっと、もったいない。

というわけで、こちらに貼り付けちまうことにしましたww

1/9 楽曲分析シリーズ(1) サビ冒頭の「ひびーけ!」のミファーソ、ただの3音の順次進行ではありますがこれが重要なモチーフで、反行、拡大されていたるところに出てくるのですよ、バッハのインベンションのように。

1/10 楽曲分析シリーズ(2) モチーフを大切にするクラシックの作曲技法がかいまみえるこの曲。 「ミファーソ」=「響け」のモチーフ。イントロ、|Eb---Dm---|Cm-Dm-Ebm-Fm-|のところは、ベースはEb-D-C, D-Eb-F.トップノートはG-A-Bb, C-Db-Eb. とすべてモチーフでできています。

1/11 楽曲分析シリーズ(3) イントロ後半、|Bb-------|Ab-------|Gm-------|Gb--Ab----|Bb, のところは、ベースはBb-Ab-G, Gb-Ab-(Bb). トップノートはD-Eb-F, Ab-G-F, D-Eb-F, F--Eb--(D) とすべてが「ミファーソ」=「響け」のモチーフでできています。最後の1音を歌いだしの音に重ねるあたりニクいですね。

1/12 楽曲分析シリーズ(4) なおイントロ前半のベースはF---Ab---Bb---Db---と特徴的な動きをしています。この音形はBメロで再び---おぼろげながら---その姿をみせていると私は考えています。もっともそれが意図的なものかたまたまなのかは判断しにくいのですが。

1/13 楽曲分析シリーズ(5) なおイントロ後半の D-Eb-F, Ab-G-F-Eb というモチーフ二つからなるフレーズは後に姿を変えてBメロで現れ、拡大されてサビに現れ、アウトロで再現されることになります。

1/14 楽曲分析シリーズ(6) さてAメロ冒頭1-2小節。DD,DD, DEb-, DEb-F-と、同度、二度、三度と幅が広がって「響け」のモチーフが大切に提示されます。歌詞にある「一つ、二つと増えてくメロディ」が連想されます。テレビ放送冒頭では、このAメロ冒頭が一度ずつ上がって奏されるイントロが挿入されていました。

1/15 楽曲分析シリーズ(7) Aメロ冒頭1-2小節。DEb-DEb-というもう一つの小動機が現れています。さらに3-4小節目、F--CC-DC という素材。ここまでのTonicと対立するDominantです。旋律としては次に続かず放置される印象です。なぜ?実は遠大な伏線の提示なのだと思います。

1/16 楽曲分析シリーズ(8) Aメロ5-8小節目。ここまでの4小節フレーズが3度さがって繰り返されます。響けのモチーフ、DEb-DEb-とF--CC-DC という素材を確かめるかのようです。ここまで概形を見るとメロディはD---C---Bb---A---, ベースはBb---A---G---F---と順次下行し響けのモチーフの拡大です。

1/17 楽曲分析シリーズ(9) Aメロ9-10小節目。新たな2小節フレーズもまた響けのモチーフDEbFとその反行G-F-Eb, EbDCで構成。これが今度は2度下がって反復(11-12小節目)。次は3拍のフレーズEb-DBb-が同度で反復(13-14小節)。ここまで4小節3度、2小節2度、3拍同度と、長さは等比数列、音高は等差数列です。正確無比な図形がかくれていました。

1/18 楽曲分析シリーズ(10) Aメロ9-14小節目までの概形をみるとメロディは各小節冒頭がG-F-F-Ebと響けのモチーフ、ベースもEb-(F)-D-(G)-C---と大きく響けのモチーフです。これも前半同様すべて下行形で、外声が10度の豊かな響きを維持しています。

1/19 楽曲分析シリーズ(11) Bメロは弱起で16小節目開始。実はBメロはイントロと深い関係がありそうです。冒頭16小節目のR-F-G-A-は、響けのモチーフですが、イントロ前半末のトップノートC-Db-Eb-と呼応しています。

1/20 楽曲分析シリーズ(12) Bメロ1小節目(歌17小節目)は、Aメロ13小節目の3拍の動機(Eb-DBb=)を受けてBb-AF-とはじまり、シンコペーションのリズムが2小節単位で繰り返されていきます。その初めの2回の各小節の最高音はBb|G|F|D|. これは(4)で言及したイントロ前半のベースのF|Ab|Bb|Db|という特徴的な動きの完全な反行になっています。

1/21 楽曲分析シリーズ(13) Bメロ5小節目(歌21小節目)からはシンコペーションリズムの2小節フレーズの3回目ですが、今度はCD-Eb-F--という順次進行となり、これは響けのモチーフのシンコペーションだったことが明かされます。

1/22 楽曲分析シリーズ(14) ところでBメロ4小節目(歌20小節目)からはベースが響けのモチーフをBb, C, Dと歌っています。ここまですべて下行形でしたが(10)、ここから上行形に転じます。鎮静から高揚への劇的な展開がここから始まるのです。

1/23 楽曲分析シリーズ(15) Bメロ6-9小節目(歌22-25小節目)、Bb-D-F-|Ab---Gb---|F-Eb-Gb-F-|F|は(5)で述べたイントロ後半の D-Eb-F, Ab-G-F-Eb という響けモチーフ2つのフレーズの拡大です。冒頭は本来D-Eb-F-なのですがDではIの和音の第1展開形のベースDと導音重複となるのでBb-D-F-と音程を拡大。

1/24 楽曲分析シリーズ(16) Bメロ7-8小節目(歌23-24小節目)の|Ab---Gb---|F-Eb-Gb-F-|の二分音符-四分音符は、1/10 (2)で触れたイントロ |EbMaj---Dm---|Cm-Dm-Ebm-Fm-|のリズムの再現。イントロとBメロの深い関係がここにもあります。

1/25 楽曲分析シリーズ(17) Bメロ7-8小節目(歌23-24小節目)のEbmのサブドミナントから9-10小節目Fのドミナントペダルへ。ところが 11-12小節目でさらに1音上がってC majorのGのドミナントペダルになります。その立役者は、響けのモチーフ。何とベースが8倍拡大を上行形で歌い全てを1全音押し上げているのです。

1/26 楽曲分析シリーズ(18) ベースとメロディの音程はBメロに入っても10度の優しく豊かな響き。サブドミナントで長9度の悲しく難しい響きが出現するも、ドミナントペダルで力強くオクターブに焦点を結び、C majorに入るとメロディの余韻Fが属七の響きを呈します。狭まる音程が緊張を高めています。

1/27 楽曲分析シリーズ(19) ところでベースの壮大な響けのモチーフにより力強い転調がもたらされたことで「A-BメロがBb major,長いサビがC major」、2コーラスで見るとBb, C, Bb, C.という調構成が形成されています。これは何でしょう。(7)で述べた「DEb-DEb-」という動機と呼応しているんです。

1/28 楽曲分析シリーズ(20) このようにBメロ途中で下行から上行へ、鎮静から高揚へ転じたベース(14)の、壮大で力強い響けのモチーフにより、悲しく難しい局面は決然としたオクターブへ進展。アニメOPではこの瞬間、それまでの雨がやんで日の光がさし、主人公が笑顔で駆け出してゆくのです。音楽と映像の見事な呼応でした。

1/29 楽曲分析シリーズ(21) ベースの6小節に及ぶ壮大な響けのモチーフのもと全隊が属音Gに集結しドミナントで待機。そしてついにサビ0小節目(歌28小節目)で「響け!」の号令のモチーフが高らかに発せられ、その瞬間ドミナントが解決し全隊がサビに突入します。なんと劇的な構成でしょう。

1/30 楽曲分析シリーズ(22) ハ長調のサビ0小節目(歌28小節目)からは「響け」モチーフがフーガのストレッタのように畳みかけられます。まずメロディーのみでEF-G, AB-C, C-B-A-, (GAGA) GF-Eとモチーフ上行2つ,下行2つです。これはイントロ(変ロ長調)でのD-Eb-F,Ab-G-F-Eb という上行,下行のモチーフ2つの拡大です(5)。

1/31 楽曲分析シリーズ(23) なおサビ冒頭メロディにはGAGAという、Aメロ冒頭で提示された小動機が挿入されています(7). さてサビ4小節目(歌32小節目)から弱起。今度はメロディがE-D-C-, (up)C-B-A,ベースがC-B-A, A-G-F#と同時並行で下行モチーフ2つ.メロディはさらに(up)D---C-------B---と拡大された下行モチーフを歌います。

2/1 楽曲分析シリーズ(24) サビ8小節目(歌36小節目)からはサビ冒頭の響けモチーフの弱起メロディが繰り返されますが11小節目はモチーフがG#-AB-E--(up)Cと上行に変わって高揚しついにサビ12小節目からR---(up)C-D-E---と上行モチーフで曲全体の最高音に到達します。内声はC-B-A-と反行。ベースは12小節目からA---G---F---と拡大した下行モチーフ。

2/2 楽曲分析シリーズ(25) サビ12-13小節目でメロディ・内声・ベースは闊達な対位法を示し旋律的緊張感もピークです。さらに外声の音程を見ると、サビでがらりと様相が変わり完全5度の連続、完全8度と一体感ある力強い響きへ。そののち豊かな10度が続き、5度8度の繰り返しののち13小節目で長7度の美しい和声的緊張感に到達。

2/3 楽曲分析シリーズ(26) このように音高、旋律、和声すべてが最高潮の鮮やかな一瞬をなすサビ13小節目です。サビ12-13小節目(歌40-41小節目)のメロディは14-15小節目で響けのモチーフC-D-E-を反復。その間ベースはF---E---D---と拡大の下行でやはり響けのモチーフです。外声の音程は長7度に続き長9度も現れ深い趣を漂わせます。

2/4 楽曲分析シリーズ(27) サビ16小節目(歌44小節目)、今度は響けのモチーフが三連符で下行で奏されます。「3音の順次進行などモチーフたりえるのか。偶然ではないか」という疑問が生じて当然なのですが、ここまで3音が手を変え品を変え念入りに組み合わされて提示されているのをみると、やはり、という思いを新たにします。

2/5 楽曲分析シリーズ(28) サビ17小節目(歌45小節目)、ストレッタのように響けのモチーフが縮小され上行でFGAG----ABC, と畳みかけられます。Aメロでは4小節フレーズが3度下、2小節が2度下、3拍が同度と反復されていました。それが2拍で3度上という形で継承されたのです。ベースはというとD-E-F-F#-Gと響けのモチーフを奏しています。

2/6 楽曲分析シリーズ(29) サビ18小節目(歌46小節目)、ここでメロディはC(dn)A(up)C(dn)A と、Aメロで提示されたDEb-DEbの小動機を音高拡大して奏し高いDに到達。メロディの概形は17小節目からF-G-A-A-と、ベースと10度を保ってきましたがここでGのベースと1オクターブ+五度を力強く構成。そしてサビ20小節目(dn)G(up)CBC-でカデンツを終止します。

2/7 楽曲分析シリーズ(30) サビ20小節目(歌48小節目)の(dn)G(up)CBC-の終止は「決まった!」という大変な爽快感があります。なぜでしょうか。私はこれこそAメロ冒頭3-4小節目で放置されたF-CDCに呼応するものだと思うのです(7)。冒頭のソレミレというなぞが最後の最後でソドシドと解決するのです。モーツァルト張りの遠大な伏線回収です。

2/8 楽曲分析シリーズ(31) テレビ版は歌49小節目からただちにアウトロに入ります。メロディは、E-FG-Bb-Ab-G-F-. いうまでもなくイントロのD-Eb-F, Ab-G-F-Eb (5), BメロのBb-D-F-|Ab---Gb---|F-Eb の再現(15)、響けのモチーフの上行形と下行形をつないだものです。この二倍拡大がサビ冒頭を構成していることはすでに述べました(22)。

2/9 楽曲分析シリーズ(32) 和声的にはCのトニックペダル上に下属調の同主並行調(ヘ短調)のメロディが奏される結果エキゾティックなフリギア旋法が響きわたります。いざ未開の荒野へ冒険の旅に。音楽のはてしない自己研鑽の道に踏み出す主人公たちの決然たる門出を表しているようです。

2/10 楽曲分析シリーズ(33) フル版では間奏で原調Bbの下属調Ebを経由しており、短いながらも「トリオ」を構成しています。「鉄腕アトムのテーマ」以来の伝統ですね。以上駆け足でしたがいかにDREAM SOLISTERがクラシックの作曲方法論で作られているかを吟味してみました。DREAM SOLISTER、すごい曲です。吹奏楽の定番曲となりますように!

プロフィール

zhuo

Author:zhuo
zhuo, a vocaloid fan.

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