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【ボカロ回】新春2020: ボカロ界隈予想2008のふりかえり!

皆様こんにちは!
今年もよろしくお願いします! ←遅いわ!

ええ、遅いです。なぜかと申しますと大晦日に:
#VOCALOID 突如ボカロ廃モードでご連絡ですが「ボカロ界隈予想2020」は実施しませんw
そのかわり過去12年の予想の当たり具合をふりかえって1月初旬に発表したいと思います! (言い切った!
#vocaloforecast2020

とつぶやいてしまったところ、1月2日には
#VOCALOID えー w 検証むちゃくちゃ時間がかかることが判明いたしましたw
「ボカロ曲をのど自慢で歌う人出現」って12年間の曲リスト取り寄せはできるとはいえサーチ大変です
しかも自己採点では公平感もなく(汗
こうなったらこれから12年間毎回、「12年前の予想の答え合わせ」でしのごうかと (汗


という展開を迎えまして、以後、新年早々すったもんだしているうちに本日を迎えてしまったからであります!

というわけで、2020年最初の記事は、1年分の振り返り、「ボカロ界隈予想2008のふりかえり!」としましたw
2008年当初はYahoo! geocitiesのジオログに発表、その後サービス終了のたびに Yahoo!ブログ、そして昨2019年11月にはてなブログへと引っ越し、現在こちらで保存されています:
A Happy New Year

では、2008年1月の「今年Vocaloidに起きる出来事大予想!」、振り返っていきましょう!なお振り返りのの都合上、配列を一部整理しています。

  • 1月. 心配されたリン・レンのコントロールの難しさも,ノウハウ蓄積によりたちまち克服され,良曲が続出,いっそうにぎわう.
    • 2007年12月27日リリースのリン・レンは、7ヶ月後の2008年7月にAct2が提供された。主にデータベースの仕上げに起因するじゃじゃ馬ぶりはある程度克服された。しかし以後もVOCALOIDのコントロールの難しさは長期的課題であり今日まで取り組みが続いている。あ、なお良曲は言うまでもなく続出しました:-)

  • 2月.NHKのど自慢全国放送にミク曲を歌う人が登場,話題となる.
    • 初出/全数調査は困難。一例として2016年4月24日に13番の方が「千本桜」を歌唱。ゲスト小林幸子さんも終盤で同曲を歌っておられる。

  • 2月. 「膨大な作品から好みのものを見つけてMP3集めてくるのが大変すぎるよお」という諸兄のために,エキスパートが選りすぐった最新曲集が毎週配布されるようになる.
    • これは、旧来の音楽産業で一般的な「エキスパートによる推薦」という発想を抜け出せなかった悪い予想。ボカロシーンは無数のクリエータが楽曲を動画サイトに発表する場であり、すべての楽曲を知るエキスパートは存在しえない。ボカロシーンにおいてキュレーションの役割を担うのは、エキスパートではなく、再生回数などに基づく集合知としてのランキング動画であった。予想当時すでに「週刊みくみくランキング」は開始していた(2007年10月9日開始)。
      なお、2012年8月7日α版公開の産総研のSongrium は、類似楽曲検索・推薦という観点で関連するが、予想で言及したお勧めplaylistが定期的に配布されるサービスではない。

  • 3月.リン・レンの調整ノウハウを組み込んだ「補正ツール」が出現.定石的な調整は自動化される.
    • VOCALOID5に至る道筋で、定石的な調整のテンプレ化は実現したが、「それっぽくしゃくって」というような「ディレクション」にまでは至っていない。

  • 3月.Vocaloid曲が春の甲子園の入場行進曲となる.ブラスバンドスコアが間に合い,各校の打者の応援にも大活躍.スタンドには当然ミク,リン,レン姿のチアーが(笑)
    • 2019年に至るまで、甲子園でボカロ曲の入場行進曲への採用はない。地方大会からはじまる全試合のスタンドでの応援曲の全数調査は不可能だが、たとえば2018年3月23日瀬戸内高校が明秀日立高校との対戦において千本桜を演奏した記録がある。なお、ボカロコスチュームのチアーの有無も同様に調査不可能である。

  • 4月.Packagedの混声合唱アレンジが出現,学校で部員勧誘用に盛んに歌われる.
    • 「歌声合成」のムーブメントが合唱の世界に波及すると予想したが実際にはボカロ楽曲が合唱編曲された例はごく少数であったと思われる。一例をあげると、2008年2月にabsorbのhalyosyにより投稿された楽曲「桜ノ雨」は公式に合唱譜が公開され、以後、全国各地の学校の卒業式で歌い継がれている他、2013年には吹奏楽編曲がニューサウンズインブラスより提供されている。

  • 4月. CVシリーズ第3弾リリース.今度も,クリプトン様の,ツボをつく狙いが見事的中,「今度こそは自重しようと思ったのについ買ってしまった」人続出.
    • 第3弾は2008年4月と予想したが実際には2008年7月に鏡音リン・レンact2、2009年1月30日に「巡音ルカ」がリリースされる展開となった。当時の2ちゃんねるのボカロ板で1000番目に「次のボカロはmaguro」と書き込まれることが続いており、「Megurine」ときいたときは「M, G, R あってるやん」と思ったのが懐かしい (細かい)

  • 4月.深夜枠ではあるが,「今週のアマチュア音楽作品」を紹介するラジオ番組が放送開始.思えば詩歌の世界もアマチュア作品の投稿が基本,CGM文化の素地はここにあったのだとの論考も.
    • 2008年4月ではなかったが、NHKラジオ第1で2011年4月30日から2014年3月21日まで「エレうた!」という投稿楽曲紹介番組が放送されていた。 なお第一回の放送で「ミラクル・ペイント」が流れつい赤面してしまったことは忘れられない。

  • 5月.各地の合唱祭でPacakged混声合唱版を歌う団が続出.大学の学祭もvocaloid関係大賑わい.
    • ボカロが合唱シーンに与えた影響はきわめて限定的であった。しいて言うならば、VOCALOID自主ライブを学祭で行うサークルがいくつかの大学に存在していることが、「大学における」ボカロカルチャーの受容の一つと言えるかもしれない。

  • 6月.クリプトン様とドワンゴ様が共同で,CGMと著作権に関する議論強化週間を提案.法律の専門家のブログでのリードにより膨大な量の論考,提案,議論がネット上の各所で展開され,また相互に引用されてまたたくまに精緻な提言が完成,注目を集める.
    • もちろんこのような動きは全くなかった(笑)。ていうか初回は実在の固有名詞出しすぎ、配慮なさすぎ。申し訳ありませんでした。
      強いて付言するならば、私は2008年当時はまだ「個人が自分のホームページを立てる」古いネット像から脱却できていなかった。当時すでに blog, SNSは存在し、リアルタイムコミュニケーションツールに向けて進化が始まっていたわけで、「議論を通じた世論形成」の形態の予想としては不十分なものだった。

  • 6月.米国の大物プロデューサがVocaloidを前面に打ち出したアルバムを発表,世界的大ヒットとなりVocaloidがいっそう有名となる
    • 2008年時点ではまったく現実味のない夢であったし、2020年においても「大物プロデューサ」が「VOCALOIDを前面に打ち出したアルバム」を制作することは起きていない。 あえて近い出来事を挙げるとすれば、2014年5月6日から6月3日にかけ北米16箇所で行われたレディー・ガガのワールドツアー「LADY GAGA'S artRAVE: the ARTPOP ball」のオープニングアクトを初音ミクがつとめた一件、および2020年4月10・17日のCOACHELLA出演は、海外からのオファーという意味で近いだろう。

  • 7月.夏の高校野球も予選からVocaloid曲一色.アナウンサーが事情を解説し全国の人々に事態が知られるようになる
    • 現実にはこのようなことは起きなかった。2008年当時、まだまだVOCALOIDは、感度の高い一部の層だけが知る「風変わりなもの」であった。野球の応援のための楽曲となれば、ひろく認知された曲でなければないから、その実現にはボカロ自体、そしてボカロ楽曲の浸透を待たねばならなかったし、まして学校教育の一環であり運動系の部活動に関連するとなればその壁はますます厚かったといえる。

  • 8月.恒例のチャリティ番組では芸能人がVocaloid曲を歌い収益を全額寄付するチャリティが実現.
    • 以後毎年のように予想に登場するネタの記念すべき初回である。2020年現在に至るまで実現していない。視聴者の参加を前提とするチャリティ番組と、無数のクリエータの活動が結果的に作り出すボカロシーンには類似性がありきっと実現すると想定していたが完全な誤りであった。
      テレビ番組としては2013年4月6日フジテレビ「VOCALOID音楽祭」があるが、7月27日の第2回の放送で終了している。中国では2016年上半期以降、季節の大型歌謡番組にたびたび中国語VOCALOID 洛天依が出演し、そのステージはMRを活用した極めて大がかりで芸術的で感動的なものである。日本の歌番組でもVOCALOID達が格調高いステージを繰り広げる日を切望する。

  • 8月31日.ミクの1歳の誕生祝が全国各地で盛大に開かれる.
    • 2008年8月時点ではまだ知名度も低く、したがって企業タイアップもなかった。一方動画サイトでは誕生日にちなんだ動画が投稿され「ミクさんお誕生日おめでとう」「こんなに1周年を祝ってもらえるソフトウェアも珍しい」といったことばが飛び交っていた。まだまだ、ネットワーク上で、感度の高い層の間で愛されている時期であった。クリプトン・フューチャー・メディア社による大型公式イベント「マジカルミライ」が初めて開催されたのは2013年8月30日、横浜アリーナであった。

  • 9月. 著作権法改正の議員立法の動きが本格化(?)
    11月.著作権法改正案可決.世界的に見ても保守的であった日本の著作権法制が,一気に最先端の水準に引き上げられ,コンテンツ産業立国の重要性があらためられて認知される.
    • 近年、日本の著作権法は頻繁に改正されているが、2008年(平成20年)には改正はなかった。ただ、現在に至るまで、ネットワークの発展につれ、それに見合う手当がされてきたことは事実である。ボーカロイド楽曲を委託する際の扱いについては比較的早く整理が進み、部分信託が定着した。それが次のバンド・カラオケ譜の出現につながっていく。

  • 10月. 合唱,バンド,カラオケなどでVocaloid曲が歌われることが大流行.NHKのパソコン入門の番組でも,Vocaloidが紹介される.
    • 合唱の浸透がなかったのは既述。
      DJについては、早くも2007年12月にはボカロ曲DJイベントが開かれ開発者の剣持氏も招かれていた。以後ボカロDJイベントは無数に開催されている。
      バンド演奏は調査不可能。
      楽譜出版は、at-eliseの「ボカロ」キーワードで最も古いピアノ譜は2013年7月3日「愛言葉」(DECO*27 feat.初音ミク).バンド譜は2013年11月6日「六兆年と一夜物語」(kemu feat.IA)。
      カラオケ:JOYSOUNDは2007年12月8日「みくみくにしてあげる♪」(ika_mo feat.初音ミク)以来、2020年1月現在5000を超える楽曲が登録。10代年間ランキングの半数近くをボカロ曲が占める時期も続いた。最近ではボカロシーンから頭角を現したアーティストのランクインも多い(例えば米津玄師/ハチ)。なおDAMは2010年10月22日に配信開始を告知(曲数など詳細は不明)。
      NHKのパソコン入門についてはVOCALOIDが紹介されたことは確認されていない。

  • 12月.早くも1年.この1年で一般の人にも幅広くvocaloidが知られるようになった.
    • 「ボーカロイド」「初音ミク」といった単語の認知の度合いを定量的に観測することは困難。その中で一つ象徴的な出来事としては、2013年8月20日午前、東京六本木ヒルズ内森美術館で開催された「LOVE展」を鑑賞された当時の皇后さま(2019年5月より上皇后さま)が「これがミクちゃんですか」と仰せられたという報道がある。

はいっ!いかがでしたでしょうか。12年前の予想の中で、「カラオケ流行」「ラジオ番組ができる」はその後ある程度近いことが起きたといえるのではないかと思います。一方で「合唱」「チャリティ番組」「入場行進曲」「NHKパソコン番組」などはまったく当たりませんでした(笑)
これはこれで何だか有意義な気がしてきましたので、また来年、2009年正月の予想を答え合わせしてみたいと思います!
それでは、この1年も、ボカロシーンが驚きと喜びに満ち溢れた楽しい場でありますように!!
しかし「ボカロ」という言葉がシーンと合わなくなるとは予想できなかったなー(笑)

以下に、過去12回のボカロ大予想へのリンクを貼っておきます。
2019年版:
新春! ボカロ界隈予想2019
2018年版
ボカロ大予想2018結果発表!
2017年版:
ボカロ大予想2017結果発表
2016年版:
ボカロ界で今年起こりそうな出来事大予想2016!
2015年版:
ボカロ界で今年起こりそうな出来事大予想2015!
2014年版:
ボカロ界で今年起こりそうな出来事大予想2014! Part 1
ボカロ界で今年起こりそうな出来事大予想2014! Part 2
2013年版:
ボカロ界で今年起こりそうな出来事大予想2013! Part 1
ボカロ界で今年起こりそうな出来事大予想2013! Part 2
2012年版:
ボカロ界で今年起こりそうな出来事大予想2012! Part 1
ボカロ界で今年起こりそうな出来事大予想2012! Part 2
2011年版:
ボカロ界で今年起こりそうな出来事大予想2011 Part 1
ボカロ界で今年起こりそうな出来事大予想2011 Part 2
2010年版:
今年ボカロ界で起きそうな出来事大予想 2010年版
2009年版:
大予想2009~
2008年版:
"A Happy New Year"
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zhuo

Author:zhuo
zhuo, a vocaloid fan.

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