FC2ブログ

【ユーフォ回】劇場版ネタバレ大会Part3

5月31日夜に大阪ステーションシティシネマで「誓いのフィナーレ」10誓10灰目を鑑賞し、6月1日に宇治市文化センターで「ようこそ」「届けたいメロディ」を鑑賞し、そして夕方のイベントで久美子三年生編制作決定というサプライズ発表の瞬間の場にいあわせるという、まことに濃密な経験をすることができました。

これまで「誓いのフィナーレ」での数々の気づきを重ねてきたわけですが、「これらは、初期の作品から既に存在したモチーフなのだろうか?」という思いが膨らんでおりましたので、「ようこそ」「届けたいメロディ」の鑑賞は大変興味深いものとなりました。
それらのうち、「誓いのフィナーレ」と関連して語るべきものについては、過去2つのエントリに追記する形で書き留めました:
【ユーフォ回】劇場版「響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」ネタバレ大会
【ユーフォ回】「誓いのフィナーレ」ネタバレ大会Part2
で、あらためて「そうだったのか」と思った点について、少しですがここで書き留めておきたいと思います。

ようこそ

  • ■みんな若い! じつに京アニが、回を進めるにつれてキャラクタを巧みに成長させて描いているかわかる。
  • ■麗奈、最初の言葉が「悔しくって、死にそう」だった。
  • ■吹部の新入生歓迎演奏で、あすかが「みなさーん」と手をあげる。このとき、まず人差し指で上を差し、つぎに手のひらを水平にする。「荒唐無稽中二病解釈」の目で見ると、もはやこれすらも、天、地、を象徴するハンドサインであるように思えるから不思議だ←
  • ■北宇治高校に入ったところにある像がすばらしい。人が、羽ばたく鳥を送り出すという像なのだ。モデルとなった学校の像がそうなのか、あるいはフィクションなのかは今のところ不明だが、大空に羽ばたく鳥、ささえ見送る人、というのはまさに響け!ユーフォニアムに通底する構図であるから、あらためて「最初から描かれているとは」と感じた。
  • ■あすかの持つユーフォが金でない意味。もちろんお父さんからもらったのが銀色だったから、なのだが、「ユーフォっぽい久美子」にあすかが「これなんかいいと思うよ」と金のユーフォをすすめているのに、支えるユーフォらしさ、という暗喩をみた。
  • ■楽器選びのシーンで、麗奈の一吹きで、すでに優子の顔が曇っている。「これでは香織先輩がソロを吹けないかもしれない」とすでに気づいているのだろう。
  • ■あらためて、初作では、「風が吹く」演出がたびたび見られる。中二病解釈ではたちまち「天の気配」となる。 ブレス練習でティッシュをさらう風。そしてあまりに印象的な、仏徳山展望台での麗奈のうける風。
  • ■黄色が受容、安息、人間的なものの象徴というのはここからすでにあると思う。東岸の宇治神社の船着き場で秀久美が麗奈に覆られるシーン、黄色の夕焼け空だった。求道に反する話題であることに呼応。そんな話を麗奈のテリトリーでしてしまったのだ。なお当然だがこのシーン、わざわざ川の上に視点を置き、麗奈を右側に置いている。強い側ということだ。
  • ■オーディションでは久美子の音があまりうまくないようにきこえる。またオーディション結果発表のシーンで、セミが飛ぶ意味はなんだろう。スピーカのアップも意味がよくわからない。時計の針がかかれない、とよく言われるが、「ようこそ」のこの場面など、針がかかれている場面もしばしばあるようだ。
  • ■優子が麗奈にソロを譲るよう頼むシーン、鳥が2羽飛ぶのだが、意味はなんだろう。
  • ■再オーディションでソロが決まる瞬間は、俯瞰の視点がある。天の視座ということだ。
  • ■それにしても、久美子のナレーションが目立つ!!初作はこんなにナレーションに頼っていたのか。識者がいうように、久美子は傍観者であり語り部であった。
  • ■夜学校に携帯電話を取りに行く久美子、緑のショートパンツ。誓いのフィナーレのデートのときのものとは、ちょっと違うようにも見える。サイドのリボンが見えない。またこのシーン、久美子は黄色い靴下をはいている。
  • ■先生にリードされ、先生の話を聞きながら、階段を上っていく。薫陶により成長するように見える。実際この会話を経て久美子は「そういうものだ!」と納得し意欲を取り戻すのだ。
  • ■関西大会出場決定の瞬間、あすかは「落胆」する。(もう家の事情で出られない、出たくとも、母親とぶつかって説得しなくてはならないが勝ち目がない、という苦悩)

届けたいメロディ

  • ■冒頭は深い青に白のきらめき。水管橋の夏空。
  • ■高校の文化祭。青空に飛行機雲。空が強調されている。
  • ■あすか母とあすかの場面、あすかのTシャツ何と書いてある? back voyage だっただろうか?
  • ■合宿のあすかもやはり青空を見上げる。青空の強調。
  • ■ゴミ捨て場での説得の場面。久美子だけでなく、あすかも顔の半分が日陰、半分が日に当たっている。ばっさりと刃物で切られたかのような、感情と決心の解離。ここも、優勢な側が右に置かれる。
  • ■全国大会のあすかの楽譜には、父からの「あすかへ」の手紙が貼ってある。直後の客席のシーンは、人を探しているかのように揺らぐ。あすかは、こんなにも純真な思いを持って演奏していたのだ---「お父さん!お父さんのくれたユーフォニアムをがんばって、ここまで会いに来たよ!お父さんどこにいるの!」と、まるで子供のように純真に。
  • ■終わった後の部長・副部長のスピーチ。青い空と、黄色い灯り。
  • ■卒業式の後の、階段でのあすか・久美子の対話。雪。天からの恵み、祝福。ここでも「風」の演出で天の存在が感じられる。
  • ■最後の回想シーン(久美子とあすかの水管橋の場面)で、水管橋の左の空は青空。求道。右は夕焼けの黄色い空。足元は緑の草。あすかの笑顔は、まるで子供の時のよう。


その他の妄想

  • ■久美子が一貫して卵好きなのは?凝り固まった妄想から反射的に「そりゃ黄色だもん」と思ってしまうけれど、リズ鳥の梨々花から希美への「托卵」を思い出すと、「鳥にならんとする者をいつくしむ」象徴とも(超無理やり)
  • ■音楽教室は床も含め全体に青くて、求道・鍛錬の場らしい。普通教室は床が黄、壁・カーテンが緑、天井が青で、受容、安息と求道・鍛錬のバランスが取れた場らしい。チリトリも音楽教室は青、普通教室は緑で、それらしい。ただし!「リズと青い鳥」のずっと以前から、音楽室の青いチリトリは存在していた。ゆえにこれは「青いトリ」の暗喩でもなく「とべない鳥」の暗喩でもないことになる。
  • ■さて、なぜ奏はプリンティラミスなのだろう? 実際に店で注文してみると「ティラミスはわずかにアルコールを含む」と書いてある。 ちょっと背伸びしているけれどやっぱり甘い子供、な奏を象徴しているかな、、、 もっとありそう。<:/ul>
    スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

プロフィール

zhuo

Author:zhuo
zhuo, a vocaloid fan.

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード