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【ユーフォ回】劇場版「響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」ネタバレ大会

<2019/5/4 追記しました>
<2019/5/15追記しました>
<2019/6/8 10誓目後の追記しました>
<2019/6/26 突然の妄想、追記しました>
時代は平成から令和へ!あっという間にそんな節目の大型連休に突入してしまいました!気づけば1年の三分の一が終わってしまう有様です!
というわけで今回はユーフォ回。4月19日公開の劇場版「響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」の4誓後の気づきを片っ端から列挙してみたいと思います。
以下派手に全コンテンツに渡りネタバレしていきますのでお気を付けください!!


























過去作品との関連性

  • ■1,2誓目は「原作のあの話がない」が気になって「あっさり進んでしまう、物足りない」と感じてしまった。3誓目でやっと作品のありのままを受け止めることができ、その瞬間の感動は大きかった。原作を読んで以来の「どうするんだこれを、、、」という不安が心地よい納得にかわっていった。
  • ■過去作品を知らない層には、軽やかでさわやかな青春映画に見えるだろう。中二恋フレーバーあふれる冒頭から、前向きな終盤まで、そういう方針で構成されたのに違いない。超イケメン男子、超カワイイ女子。まさかの恋愛展開。ユーフォにまた新たな魅力がつけくわわった。
  • ■一方で私は、過去作品を緻密な遠景として、「リズと青い鳥」を別アングルからの近景として想起し、いいしれぬ感銘を味わっていた。何という重層性。立体感。そもそも同一時期の北宇治の物語を「リズと青い鳥」と本作という異なるアプローチの2本の劇場版で鑑賞できること自体がただ事ではない。
  • 笹貫星彩様の検討によると本作は「リズと青い鳥」と場面が重複しないよう構成されている。ならば時間経過にそって2作品を交互に再生してゆき1編の作品として鑑賞するという、ありえない受容の仕方すらも可能になろう。2編の映画のjointというかつてない事態に我々は直面しているのだ。
  • ■現時点でも、原作小説「波乱の第二楽章」を読み返してみればすでにことの重大さは実感できる。読み進むにつれ「リズと青い鳥」の映像と「誓いのフィナーレ」の映像が交互に思い浮かぶのだ。2編の映画がjointし一つとなる。映画史上まれにみる偉業を我々は目にしているのだ。
    • 5/4追記: 識者のご意見もおおむね、・原作から各所が改変され削られたエピソードも多いが映画化とはそういうもの。原作のダークさ、劇的場面は薄められ軽くさわやかな映画にまとめている。・久美子は「良い子」に、奏の過去体験もストーリシンプル化のため変更。というものであるようだ。

映像演出

  • ■識者によれば、映画には言語・文法が存在するのだという。知識のない私だが、確かに過去作で指摘された演出が「誓いのフィナーレ」にも存在することは感じた。教室のドアの敷居を越え、戻る脚。日なたと日陰による心理の表現。悲しみの雨から雨上がりの日差しへ。木で隔てられた二人。
    • 5/4 5誓目、「木」を挟む久美子と奏、という構図が繰り返されているのに気づいた(グラウンド横、説得の坂の途中)。優子部長のシーンと言い、「木」に意味が込められている気がしてきた。
    • 5/15 8誓目にかけ、木を挟む久美子と奏という構図は確実に何かを意味していると思い至った。だが、意味はまだ分からない。たびたび現れる青空-緑の木々-黄色い大地、ひまわりという色彩モチーフから、天と地の間に育つものとしての緑と人、厳しい求道と優しい受容の中庸をいく円熟者というイメージを感得したのだが、緑の木がその象徴として、久美子と奏の間にある、そこがわからないのだ。
    • 6/8 10誓目. 緑の木は、求道・飛翔と受容の中庸をゆく円熟の象徴という実感が強まった。二人の関係性、また関わり合いの中での人間的成長に呼応している。だからグランドでの会話の際は葉の見えず分岐した木の幹。雨の中の説得では遠くに見えてきた円熟。敗北後の優子部長のスピーチの背後には、ほんとうに青々と茂った豊かな木が描かれ彼女の人間的円熟を示している。なお、届けたいメロディ終盤、麻美子姉と会話して戻ってきた久美子とあすかのシーンにも緑の木々2本が描かれている。関連して「葉」のモチーフ。届けたいメロディであすかが幼少時代に行った楽器店は「三つ葉」楽器店、おさない成長の兆し。また、秀一に久美子が楽器をはじめたいきさつを言われ「わすれた」と久美子ベンチでつぶやく麻美子のシーンでは、枯れた葉が落ちる。人の成長過程での挫折の象徴。
    • 6/8追記: また日なた・日陰の演出は、サンフェスでの美鈴の説得シーンが典型的。かげに入り苦しむ美鈴、久美子の言葉に納得し日なたに出てくる。苦悩が解決した瞬間、美鈴は重荷から解放され青空にむけてはじめるのだ。ここで注目すべきは奏。奏が美鈴にささやくときその顔は日陰である。ゆがんだ考えから発せられたささやきは陰湿なものであった。天は首を傾げ(斜めアングル)、久美子は意を決して美鈴にまっすぐ向き合う。またオルテンシアで黄前相談所に相談する奏の顔もまた日陰、ダークサイドなのだ。心にゆがんだ考えを抱いている前半の奏は、日陰で描かれることが多い。それだけに雨の中、藤棚で雨水に清められた奏に祝福の日の光がさす瞬間は神々しい。

  • ■構図の雄弁さにも感銘を受けた。美玲の切り裂かれるような疎外感も、校舎裏の激しい言葉の応酬の瞬間の心の痛みも、カメラは鋭利な刃物のように切り取る。演奏シーンの実写不可能なアングルは超人的技巧の表象か。俯瞰映像は全てを見守る超越的存在の視点であろうか。
    • 5/15 項を改めるがやはり「俯瞰映像は、未成熟な人の心に対する天の(厳しい)まなざし」であり、誓いのフィナーレには「天の存在」が確かに描かれていると思うに至った(これは中二病解釈だがこの際わけるのもめんどいのでここでw) 。なお演奏シーンについては、いつからか「傘木、ええぞぉー!お前も、立派な、青い鳥やぁーー!いけぇーー!はばたけぇーー!」と号泣しながら叫びたくなるようになったのだが、さらに譜面隠しの色から、「お前らぁああーーーみんな、みんな、みんな青い鳥やぁーーー!!」と思うようになり、気づくと、「うわあああ!!!自分も鳥やん!ホールの中飛び回っとるやん!!」と思うようになっていた。妄想もここに極まれり。むちゃくちゃな解釈である。すまぬ。
    • 6/8追記 俯瞰映像は天の視点 は確信が強まった。奏のオーディションを中断すべく夏紀が入っていくシーンもそう。
    • また、これは一般には「映像の言語」ということなのだろうが、斜めアングルのカットは、ほんとうの気持ちと食い違う、自分に嘘をついたゆがんだ考えを口にする際に多く用いられており、天が「それは違うぞ」と首をかしげていることの象徴だと解釈する。 届けたいメロディで、あすかは自宅に招いた久美子の前で「神様はみてるってことだよ」と言うが、その瞬間、本当に天はあすかを見て、首をかしげているのだ。同様にゴミ捨て場でのあすかと久美子の会話でも。また「誓い」でサンフェス美鈴の説得シーンでも、斜めアングルは出現する。天の首傾げである。

楽曲

  • ■北宇治高校がこの年演奏したのは「マーチ・スカイブルー・ドリーム」と「リズと青い鳥」。ああ、2016年のコンクール課題曲によくぞこんな完璧なタイトルの作品が実在したものだ!!そしてよくぞこの作品に着目し、原作を変更してまで取り上げたものだ!!神がかりとしか言いようがない。
  • ■北宇治の楽曲は、実に部員たち自身を描写しているのだ。1年時「プロバンスの風」。識者の検討によればパリからのプロバンスの方位は京都からの宇治の方位だという。ならば疾風とは躍進する北宇治吹部か。「三日月の舞」は「未熟で、とげで周囲を傷つけつつも円熟を目指し伸びる者」即ち高校生の「奮闘」。
  • ■2年時の本作もしかり。童話・音楽「リズと青い鳥」が描くのは安住の場所を離れ大空に羽ばたく青い鳥、すなわち高校から社会へ巣立つ部員たち自身。そして課題曲もまた「青い」「空」にはばたく「夢」への「マーチ」。北宇治の楽曲は、部員たち自身を描写する青春賛歌であったのだ。
  • ■過去作を彩った、「三日月の舞」のモチーフによるBGM楽曲。本作でもクライマックスで奏され、響け!ユーフォニアムに通底する「人と音楽の交歓、相互成長」の視座が確認された。部員たちが懸命に音楽に息を吹き込み作り上げてゆく。同時に音楽は部員たちの日常に寄り添い成長を促しているのだ。
  • ■識者が言及している通り冒頭の「これが私の生きる道」がよい。歌詞を確認すればこれも部員たち自身の描写。思い出されるのは2期の「学園天国」である。「あいつもこいつもあの席をただ一つねらっているんだよ」。明るいようでいてやはりレギュラー争い、ソロ争いといった自身の描写であった。

タイトル

  • ■サウンドトラック"Endless Melody". 2期サントラ「おんがくエンドレス」の流れだが本作の文脈では END-LESS = NO-FINALE が直ちに思い浮かぶ。そうだ、「誓いのフィナーレ」は先に続く。NO-FINALEだ。「そして次の曲が始まるのです」のセリフはない、しかしBlast!が高らかに告げているではないか!
    • 5/4追記: 識者のご指摘「過去作では久美子は傍観者的でありそれがナレーションに現れている。しかし本作では彼女は主人公であり、ゆえにナレーションはなくなっている。」「フィナーレである3年生はがんばるぞと誓うまでの物語」になるほどと思った。
    • 5/15追記: これも識者のご指摘「Blast!には丁寧にも歌詞が字幕で出る」。そう、そこに、「次の曲が待ってるよ」と、はっきりと出る。

個別的なあれこれ

  • ■「リズと青い鳥」の映像演出を踏まえ、随所でポニーテールの後ろ姿があたかも鳥の飛翔を思わせる。傘木希美、高坂麗奈、田中あすか。本番中の滝先生の手の動きもまた羽ばたきの暗喩。本編中の要所要所で鳥が視界を横切るのにも当然綿密な意図があるのだろう。「とりー」という久美子の言葉にも。
    • 5/4 追記: 本番中の滝先生の指揮自体も羽ばたきのようだ。
    • 5/15追記: さらに曲開始の時、滝先生の動きでバサッと鳥の羽ばたきの音がする。
    • 6/8追記 黄前久美子もそうであった。なお、初期作でもポニーテールの後ろ姿は出てくるが、誓いのフィナーレほど鳥のようには見えない。

  • ■石原監督が舞台挨拶で意図を明言された通り、久美子の成長が胸を打つ。冒頭は特に幼く、序盤も先輩の自覚薄く。しかし奏と向き合うシーンの大人びた美しい表情、頼もしさ、気高さたるや。まして終盤の余裕はどうだ。立場が人を作るという。中年会社員の目線でみても毎回嬉しい涙があふれる。
    • 5/4追記:「能力の劣る中堅の扱いなどマネジメント課題がてんこもり」「新たにリーダーになる人にこれを見せたい」という声をみかけた。そう、ほんとユーフォは会社員にとっても胸を打たれることやヒントがたくさんあるのだ。

  • ■久美子と秀一。宇治川東側の公園でちかおから秀一へのメールに久美子が「よしよし」という理由はまだわかっていない。縣祭デートはしっかり上下とも色を合わせたペアルック。二人の疾走シーンはこの上なく美しく涙腺が緩む。にしても平気でペットボトルで間接キスしているな(笑)
    • 5/4追記: 本記事にコメントいただき「あげたチャームを秀一がスマホにちゃんとつけてるからしめしめ」とわかった、なるほど!縣まつりデートコース推定された方おられお見事。5誓目の気づき、久美子があげたチャームも秀一と久美子が間接キスするジュースも緑と黄色。何か込められた意味があるのか?
    • 5/15追記: たぶん、ある。黄色は久美子、緑色は秀一の色だ。

  • ■如何に久美子と麗奈が互いの影響を受けたか、原作を踏まえ描かれている。久美子の、六地蔵での「そう?」の言い方。奏の前での「あたし、うまくなりたいんだぁ」-月に向かって手を伸ばして。麗奈、なんと対人関係についてアドバイス(原作通り)!プロになることが別離を意味することへの不安の吐露。
  • ■大吉山。迷いと無縁のはずの麗奈が、かつての久美子のように別離の不安を口にする。なんと人間的な麗奈。乞われて吹くのはリズと青い鳥のオーボエソロ。不安がリズと青い鳥の物語、そして希美を離れプロを目指すみぞれの姿から来ていることが明かされる。それにしても、なんたる超絶技巧。
    • 5/4追記: なお麗奈、「水」を持っており、やっぱり水=青、青かぁと、、あ、これは妄想編ですね。しかし夜大吉山にスマホの明かりだけじゃあぶないし女の子1人でいるのもハラハラするし、トランペット吹いちゃご近所から叱られてしまい、、、いいんです、麗奈だから許されるんです、神みたいな存在だからw
    • 5/15追記 麗奈はオーボエファーストの選曲で傷ついていたとの識者のご指摘。そうかぁ。その悔しさから、あのオーボエソロをトランペットで吹いてみせたのだ、超絶技巧で。

  • ■終盤の山場、演奏シーンでは、久美子と麗奈が交互にアップになる。引かれ合うこの二人も「リズと青い鳥」の別離の当事者であると告げるように。麗奈が山で吹いたオーボエソロの瞬間、カメラは麗奈をとらえる。みぞれの後を追うように、親友との別離をへて一人大空に羽ばたくであろう麗奈を。
  • ■さりげない引用。久美子「わからないデェス」は「中二病~」の凸守を思い出させるし、緑輝の投げたフラッグが優子のバトンに変わるカットは唐突ながら2001年宇宙の旅の序盤を連想せずにいられない。映画に詳しい方ならば、もっとたくさんの隠された引用に気づくのかもしれない。
    • ■6/26追記: 突然妄想がわいたのだが、「2001年宇宙の旅」とはつまるところ、人智のまったく及ばぬ「大宇宙の偉大な何者か」---天、と呼んでもいいだろう----の意図によって、人類が進化をとげてゆく、という物語であった。天の意志、導きにより人が育つ。これは京アニユーフォニアムの天・地・人のモチーフに合致しているといえるのではないか。

  • ■劇場鑑賞特典、みんなアイスクリーム食べてるやん?きっとハッピーアイスクリームのおごりやん?言葉やら演奏やら、息がぴったりあったよーいうことやん?jointの祝福っていうことやんねこれ?ハッピーアイスクリーム、まじ主題。

舞台装置論

imgd様が「響け!ユーフォニアム」深読み:舞台装置としての宇治(1) で提示された舞台装置論。知人を通じて知って驚愕し、最近この原典にたどりついた論。私ごときの素人には、その吟味など手も足も出ないと知りつつ、無謀にも検討を試みる。
  • ■「届けたいメロディ」のあすかと久美子に続き、夏紀と奏の激しい言葉のぶつかり合いもまた校舎裏のごみ集積場で起きた。捨て去られるべき汚れ、ゆがんだ考えが吐き出され、正論と衝突し、あるべき姿に整う場所か。鬼門の方位に位置している。
  • ■藤棚。学校で一番大空に近い高み。孤独をいとわない上昇志向の麗奈にふさわしい場所。リズと青い鳥では「どうして私に鳥かごの開け方を」と希美がつぶやく。友みぞれは大空に羽ばたき私はそれを見送るという運命を直視するために。本作では、久美子に導かれて奏はこの高みに到達する。
  • ■宇治川西岸は俗、東岸は聖とする舞台装置論。本作でも、西岸での秀一との縣まつりデートの後、東岸で麗奈と将来を語る展開となり盤石と感じた。問題は源氏物語ミュージアムそばの公園(東岸)での秀久美間接キスだが私は「宇治橋域は西岸のみならず東岸も緩衝地帯」と理解した。詳細は後程。
    • 5/16追記:im9d様よりぴしりとした表明があり「ランドマーク」「都市軸」など専門的な知識に精通してこそ舞台装置論は論なのであって、それらを知らない私のようなものが「西は俗、東は聖」などとは、皮相的な理解もはなはだしいことを改めて痛感した。私は「今作でも盤石」と感じたわけが、それも深い背景知識なしでは意味をなさないであろう。したがって、この項も「中二病解釈」に移し、舞台装置論に接した素人が刺激を受けて荒唐無稽な妄想を繰り広げたものと位置付け、今後も一層妄想に精進したいと思う。ただ、妄想に過ぎないからは、このでたらめをまことしやかに吹聴するようなことがあってはならない、この点は肝に銘じたい。

黄色青色論

  • ■ユーフォは一貫して黄と青が重要色、とする論。誓いのフィナーレでも成立感。まずポスターが黄金色と青空色。本編では夕方の黄金色の空と青い空の描写が繰り返される。他にもひまわりと青空、金のユーフォに映り込む青空、サンフェス衣装の黄のベレーと青い羽。そもそも冬服と夏服の色。題字。
    • 5/4追記: 教室の窓から差し込む空の色も含め、きっちり意味が込められているのではと思い始めた---人間的な、弱さ、悲しさ、休息の局面で夕焼けの黄金の空が;強さ、意欲、飛翔、努力といった局面で青空が使われていないだろうか?
    • 6/8追記: 上記、確信を強めた。「ようこそ」の前半では、青空を見上げる、手を伸ばす、といった描写が繰り返されている。ブレス練習やホルン隊のティッシュ、ランニングでの青空の強調。1週間後の合奏終了の瞬間も、バケツの水面に映った青空。「届けたいメロディ」ではたとえば水管橋の久美子とあすかのシーンの青と黄の空、近景の緑が象徴的。「誓いのフィナーレ」では、家庭科室に差し込む光。指導係スタートのときは青空だが、加部ちゃん先輩が「支え」に回るときは夕焼け空だ。
    • 6/8追記 また「ようこそ」「誓い」いずれでも、金管楽器に青空が映り込む描写は一貫している。 マーチングでは青空にむかって黄色いポンポンが振られる。

  • ■"BLAST!","Endless Melody"ともにジャケットは黄金色と青空色。さらに久美子は黄、麗奈は青(それぞれ少し赤を差して)。瞳も髪もそうだし、「ようこそ」での初めての大吉山の衣服、花火大会の浴衣、そして今回はおそろい水着。なおNHK放映時の字幕も久美子は黄色、麗奈は青色だった。
    • 5/15追記: もっと重大なところで黄と青が描かれていた。5誓目で、冒頭シーンの川の色が既に深い青と明かりの黄色であることに気づいた。7誓目の前にTLで石原監督「最初と最後のシーンは念入りに考えている」の言葉をみた。「最初が宇治川、最後が鴨川のせせらぎでは」という指摘をみて劇場で最終シーンに耳をこらした。だが絵は夕空を見上げていて川は出てこず、音も街のゴーという音のようにも感じられ、真偽はわからなかった。
      そこであえて荒唐無稽中二病解釈を持ち出してみると、「やっぱり青と黄だよ、ユーフォの根底だもの」だ。8誓目であらためて見てみたが、最初は水面の青と黄。夜の宇治川が映す、深い青は映り込んだ夜空。黄色は人家の明かりの映り込みだ。そこから目線を上げて人が映る。最後は大空の青と黄。人(バス、街)から目線をあげて、明るい青を、夕日の黄が染める天を見あげる。青と黄の地→人、人→青と黄の天だ。見事な呼応。青と黄の成長ということかと考えた。

荒唐無稽!zhuo独自の無根拠中二病妄想編


原典を綿密に分析し論証を積み上げていく正統な解釈とは超真逆。突然ひらめいた妄想に合う材料だけを拾い集め不都合には目をつぶるトンデモの数々です。どうか本気にしないでください。笑って。
その要旨は次の通り。
  • 〇久美子は浄土宗の平等院、麗奈は曹洞宗の仏徳山興聖寺の象徴であるとみる。
  • 〇さらに地理的方位から両寺に古代東洋思想にいう四神を重ね、久美子は中央の黄龍、麗奈は東の青龍とみる。
  • 〇また黄色は大地・人、青色は天空ととらえ、それぞれを受容と飛翔の象徴とみる。

さて、この、強烈に偏った目には、誓いのフィナーレの映像はどう映るのか!
  • ■久美子は(昼だけれど)月に向かって手を伸ばし、あたし、うまくなりたいんだぁと告げる。天に対する誓い。それを見守る天。雨は人の悲しみであるとともに天からの清め、浄化の施しでもあろう。
    • 5/4追記:おりしも5/1雨、テレビで「改元初日、雨は縁起が良いのです、天と地を結ぶから」と言っていた。そうか久美子は天を見上げ手を伸ばし誓いを立てる。天はそれを見下ろし、雨を久美子にふらせて清め、両者は雨でつながっているのだ。

  • ■藤棚は天と相対する聖なる場所、至高の紫の座。初作の麗奈の滝先生への想いの告白は、青龍が自分の目標だとの宣言(滝=さんずいに竜=青い水の龍)。リズと青い鳥で希美は「神様、」と天に直接呼びかけ自己の運命を確認する。本作では奏を雨水で清め、真摯な求道を再決意できた奏を祝福し天から光が差し伸べられる。
    • 5/4追記: 5誓目、久美子が奏をここに導き、そして上がってきた夏紀も含め3人を、天は祝福していることになる。対立を解消し真のよきライバルとなったということであろう。
    • 5/15追記: 雨に濡れた奏から黒いしずくがぽたぽたと落ちる。これは天が雨をふらせ、奏のゆがんだ考えを洗い清め、きたないものが流れ落ちた瞬間だろう。
    • 6/8追記: それにしてもゴミ捨て場での奏のゆがんだ考えの吐露---「存在自体が罪」「ボケっとした顔」---現実ならば「しつれいな、もう許さん、やめてしまえ」と言われ居場所を失うところだろう。それに対し「先輩だから手を抜くなんて失礼だ、オーディションに戻れ」と(そうなれば自分がレギュラーから外れるというのに!)叫ぶ夏紀先輩のまっすぐさ。「ぼけっとしているってことはないと思うんだけど」とおだやかに受容し「私にそういうところがあるのは認めるよ」と、自己の弱さを認めることのできる久美子のふところの深さ。
    • 6/8追記 なお、前後するが、初作「ようこそ」で、至高の紫の座、天と相対する聖なる藤棚で、麗奈はもう一つのことをしている。「新世界より」の演奏だ。聖なる藤棚を背に、天に向けての演奏。つづく絶叫は、「青龍を目指す我、ここにあり、されどいまだ歩みだせず」の天への訴え、咆哮。

  • ■東岸の公園での秀久美間接キス。これは「宇治橋域は西も東も緩衝地帯」と解釈する。やはり麗奈の家は仏徳山興聖寺のそばの可能性が高く、テリトリーはふもとの宇治上神社を含んでさわらびの道まで。よって公園は結界の外。これは西岸の平等院の結界が宇治橋の手前までなのと同様。
  • ■麗奈の言葉はしばしば難解である。「久美子は性格悪い」の真意は「久美子は痛いことをずばりという。その直言は欠点ではなくて長所だ」であった。同様に「あたしんち、宇治上神社の近くやから」も、わかりやすくそう言っていたのではないか。
  • ■麗奈の家が興聖寺のそばとすると様々な場面の説明がつく。久美子との逢瀬が仏徳山展望台である理由(麗奈のホームであり聖なる高み)。1期船着き場の秀久美を一喝する際川上から現れる理由。滝先生から「孤高のトランペット」の楽譜をもらうのが観流橋の上である理由。
    • 6/8追記 ジャジャジャ、ジャーン。なんと原作小説(三年生編前編)の記述により、原作では麗奈の家は現実の翔英高校付近だとなってしまった。なんてこったい。これを最終回答とするなら、麗奈の家は興聖寺そばではない、よって、3年前に考えたように宇治神社・宇治上神社の象徴麗奈と、平等院の象徴久美子が、あさぎり橋をわたって互いを訪問する、鬼門線上の交流という解釈に逆戻りせねばならない。すると、中央の黄龍・「東」の青龍という四神・五行への重ね合わせは成り立たなくなり、龍は出現しないことになる。すると「滝とは水=青の龍」として麗奈の滝先生への思慕を解することはできなくなる。麗奈の厳しさの根源を禅宗に関連付けることも否定される。つまり麗奈の厳しさの理由、滝先生への思慕の理由はおおきくぼやけることになる。一方で、久美子の黄色、麗奈の青色は多数の傍証からゆるぎないところであり、それを受容の大地と飛翔の大空に対応付けるところも否定はされまい(い、いや、全部でたらめな妄想だけどw) 。
    • 6/8追記 だが。まだ話は確定していない。京アニも、私同様、原作の三年生編で麗奈の家が確定する前に、これまで麗奈の家の場所の設定を持ち、描写をしてきたのである。京アニの設定が、原作小説と違って興聖寺そばであるという可能性は残る。するとこれまでの京アニ公式の映像・図版で、麗奈の家の位置をうかがわせるものはないだろうか、という関心がわく。さて、こまった。いつの時期だったか、非常に幼い久美子・麻美子・秀一らが久美子ベンチに集まり、そこに幼い麗奈が通りかかるという絵が公開されたことがあったように思うのだが、これが見つからないのだ。これが、京アニの設定のヒントになると思うのだが、、、。

  • ■本作、西岸の秀久美デートから東岸の展望台の久美麗合一が、俗から聖を象徴することは明らかだが、色にも着目したい。縣祭(セクシュアルな色合いを孕む)で秀久美はペアルックである-オフホワイトのトップに緑のボトム。秀一に染まった感。だが寸前(?)で拒んだ久美子が秀一をたたく傘は、黄色。
    • 5/4追記: そういえば公園間接キスのジュースも緑に黄色ボトル。緑色に何があるのだろう。

  • ■リンゴ飴を食することなく展望台に登った久美子。麗奈のドレスは当然青。黄色いミカン飴を食するのは、久美子の影響を受けて成長したことを受容する象徴。そのアメを再び久美子に食べさせるのは、秀一の俗に染まった久美子を本来の黄色に染めなおす儀式であり、二体の神龍の契りでもある。
    • 5/4追記: で、ミカン飴で、久美子と麗奈も間接キッス。。。麗奈、久美子の唇を奪い返しているのだ。
    • 6/8追記 黄色に染めなおすとはもちろん、これからも私を支える者、帰る場所であってくださいという意味。

  • ■麗奈からの思いがけない言葉:「不安だ、別離が。」まるでかつての久美子のよう。その心情の理由は、直後に乞われて吹いた「リズと青い鳥」のオーボエソロで明らか。別離の物語。希美を置いて大空に羽ばたくみぞれの姿。自分も当事者だと。久美子と別れてしまうのだと。人間、麗奈の姿。
  • ■本作で麗奈は再三久美子を秀一とくっつけようとふるまい、展望台でも久美子は秀一と居てここには来てくれない、自分は孤高に歩むと自分に言い聞かせていた。だがやはり久美子との別れを恐れ、自分にとっての黄色(帰る場所)であってくれと願い、しかし別離を覚悟してあのソロを吹くのだ。
    • 5/4追記: 上で書けなかったが、「自分は孤高に歩む、久美子とは別れる他ないのだ、久美子は塚本とくっつくように、、、でも私の帰る場所であってくれ」と覚悟するから「孤高のトランペット」を吹く--孤高と言いつつ久美子に聞こえて、きてほしいと願うのだ。神龍の契りだからこそ、正装。

  • ■親友久美子との離別を悲しみしかし決意する迷える人間・麗奈の隣で、なんと久美子は塚本とやりとりし縁を結びなおすのだ。久美子は、麗奈は、聖俗どちらへ?深い青の仏徳山展望台に輝く黄金色のトランペット。見下ろす縣まつりの、青い夜にうかぶ屋台の黄色、1つだけ青く。聖と俗の入り混じり。
    • 5/4追記: どちらへ?と書いたが、ミカン飴で黄色く染まりなおし、麗奈の演奏に集中せず塚本とやりとりする時点で、久美子は俗、というか受容のサイドが確定なのだ。麗奈は聖、飛翔の覚悟をかためる。

  • ■久美子はその後合宿で秀一と距離を置くことを伝える(京アニが時期を改変)。麗奈の黄色いミカン飴が効いたのか。ここは定かでないが、黄色いパーカーは彼女が再び本来の黄色の立場となったことの象徴か。
  • ■随所に現れる黄色いひまわり。ある時は合宿所に飾られる絵として(青空に緑にひまわり畑。隣は冬山の絵)。ある時は青空を背景に学校の花壇に。そして関西大会直前にあすかが久美子に手渡す謎のチケットもまた同じ、青空に緑にひまわり畑。緑は、青と黄色の入り混じりか、天と地を結ぶ山か。
    • 5/4追記: 今回黄色いひまわり、そして「木、緑」が意図的である。定演ポスターも青と緑だった。
    • 5/15追記: 合宿所の絵は青空とひまわりだけ。あすかのカードは青空と緑の木々とひまわり。識者の指摘ではこのカードは「どうしてもこまったときに一回助けてくれるチケット」と原作にあるとのこと。
    • 6/8追記 初期作をみかえしての発見。上にのべたように初期作では、とくに「青空を見上げる」モチーフが目に付き、黄色、緑はそれほどではない。「誓い」で、黄色、そして緑が目立つのだ。なお、黄前家の壁の絵(カレンダー)も、青空に緑、そして黄色、近景が赤っぽい絵柄である。それに家族写真もまた、青空に黄色い花畑、遠くに、一本の緑の木。
    • 6/8追記 また校舎内も、普通教室と廊下は、初期作から青い天井、緑の木々が移る窓や緑の黒板・緑のカーテン、黄色っぽい床という配色であった。音楽室は初期作では天井もあまり青くなく壁はクリーム色だったが、「誓い」で一気にすべてが青っぽくなって「求道の場」らしくなっていた。

  • ■サンフェス新衣装の黄色いベレーと青い羽も、中二病妄想では「中央の受容・安住の大地・人と、先端の飛翔の天」と見える。合ってる気がする。
  • ■俗まみれながら、あすか先輩、みぞれ、希美、麗奈、美鈴、奏、、、衆生の苦悩を救済する久美子。「うまくなりたい」と麗奈と同じ真摯な求道を誓う久美子。指揮をし部長となった久美子。浄土宗の阿弥陀如来の救済と禅宗が同居し、雲中供養菩薩像に囲まれる平等院とますます似てきたぞ!?
  • ■楽曲群にも中二病いってみよう。アニメ制作にあたり楽曲は多くが入れ替えられており、結果ここまでで、鳥、風、月、天、地、人、雷電(初出時 雷神 と誤記6/8訂正)と出そろっている。後は花?他にも「空」「夢」「愛」「島」フニクリフニクラは「火」か「山」か。偶然だろうか?「楽曲名は自然と宇宙」妄想と名付けよう。

  • 5/4追記:サンフェスでの美鈴説得中の立華の「ボレロ」はなぜ選ばれたかまだ分からない。トゥーランドットの誰も寝てはならぬ もわからない。。学園天国、地獄のオルフェ、ダッタン人の踊りで天地人というのも、リズと青い鳥、プロバンスの風、三日月の舞で花鳥風月というのも全くの偶然かもしれない。公式が「なんか曲ないかなと考えていたらダッタン人がオーボエとフルートだというのでこれだとなった」と言っているのに、さらに「公式はホントは天地人そろえるために「人」がつく曲を探してたんだろう」とまで想像するのはまさに妄想にすぎない。他の曲も、著作権が切れていて都合が良いといった理由で選ばれた程度かもしれない。それでも、古代インドの五大(地水火風空)とかが脳裏をよぎるのですよ(妄想がはかどる。。。)
  • 6/8追記: ボレロ自体はわからないのだが、「誓い」においてゆがんだ考えにとらわれる奏・美鈴の逡巡のシーンに、まっしぐらに道を進む「青い悪魔」立華の佐々木梓のカットが挿入され対比されていることは感得した。
  • 6/8追記 また「ようこそ」を見て改めて思ったが、麗奈と久美子のいた大吉山北中が「天国と地獄」、天と地。そして南中が「ダッタン人の踊り」、人。というところですでに「天地人」のモチーフが提示されていると思い至った。
  • 6/8追記:ほんとうに今さらなのだが、そもそも、北宇治吹部のTシャツの緑色。これ自体、青い天にみちびかれ黄色い大地に支えられて育ちゆく人、緑、の「緑」なのだろう。


そして、次の妄想が始まるのです!妄想endless!

番外編:ミステイク


  • ■スーザホン落下確定のさっちゃんアクスタ。修正版が出て初版は貴重となり両方買うべきなのかという気がしてきた
  • ■昨年に続き釜屋つばめの苗字が「谷」と誤記、なんと部員紹介で。残念。
  • ■奏のユーフォの種類が本編とパンフで不統一。原作小説表紙はしかたないとして、京アニ制作陣はキャラクタの楽器の品番まで設定で決めている以上、注意が必要なところでは。
  • ■田所あずささん演じる重要な加部ちゃん先輩、部員としかクレジットされず。佐々木梓と二役だからなのか?

番外編:わからないことメモ

  • ■なぜ公園のシーンで「ちかおからメールだ」と秀一がいうのをきいて「よしよし」と言ったのか?ちかおに「秀一が女子とくっつかないよう見張ってて」と頼んだのだろうか?
  • ■なぜ梓が執拗に現れるのか?サンフェスはともかく、奏のサイゼのシーンで背景の道を走り抜けていく意味は?
  • ■最後のシーンでわざわざ遠景に平安神宮の大鳥居を入れている意味は?

終わりに


しっつれい、しました~!
それにしても、なんだろうこの幸福感! 「あの子たちはどうしてるんだろう」という渇望感が一年ぶりに満たされたよろこび。 何度も何度も観ずにはいられません! 制作してくださって、本当に本当にありがとうございます!

【ユーフォ回】~誓いのフィナーレ~Blast!

3月もまもなく終わり!
『劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』は2019年4月19日公開。
その主題歌「Blast!」は詞: 唐沢美帆、作曲編曲: 加藤裕介 歌: TRUE というDREAM SOLISTERチームによる作品で、4月17日発売予定です。
それをきいてもう楽しみで楽しみで、4月17日を指折り数えて待っていたところ、なんとショートバージョンが3月22日夜にYouTubeで先行公開されました!

【TRUE】「Blast!」MV Short Ver.(『劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』主題歌)(YouTube)
うおおおお~!ktkr---------------!!
23日は東京ビッグサイトでAnimeJapan、大田区で同人イベント、ほかにも都内各所でボカロの展示があり、「東京にいきたいなー」と思っていた私。もちろんそんな自由があるはずもなく自宅にくすぶっておりました。が、しかし、"Blast!"公開で一気にアゲアゲ状態に!!!!
気が付けば夢中でスケッチ譜を書き始めていました。午前3時ごろ完成し、翌23日は午前、午後、夕方とアレンジを施しつつ練習し、夜に10回ほどテイクして、投稿したのがこちらです!

【弾いてみた】Blast! short ver.【響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~主題歌】(YouTube)
【弾いてみた】Blast! short ver.【響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~主題歌】(ニコニコ動画)
アレンジも演奏もまだまだですけれど、丸一日、気持ちと勢いだけでせいいっぱいがんばった結果ということで記念です!
さああと本公開まで21日, 3週間!主題歌も発表され盛り上がってきました!みんなで、Blast!!!

ミクウィーク!ミクスプリング!

いやあ1年も6分の1終わっちゃいましたーwww そして!節分立春から1ヶ月、ようやくぐいぐいと春めいてきたこの頃です!!
そう、3月!!待ちわびた春!!3月と言えば、3月3日桃の節句から3月9日ミクさんの日までの、ミクウィークです!(すいませんzhuoが一人で言ってるだけです)
そんなzhuoの妄想が世間に影響を及ぼしたのか(違 心浮き立つ春に向け、もう、もう、もう、2月節分以来、怒涛のコラボイベントラッシュですね!!!
これをみてください!(そして、1月25日はHATSUNE MIKU SYMPHONY 大阪、1月末まで横浜人形の家 初音ミク フィギュア展だったんですよ~!)
1/30-3/10
初音ミク MUSIC CAFE 2本目 アニON STATION AKIHABARA 本店
2/4-2/11
SNOW MIKU 2019(さっぽろ雪まつり)
2/23
巡音ルカ 生誕10周年記念祭 ~Fabulous∞Cruising~
2/23-3/17
☆初音ミク×よみうりランド 初めての出会い☆
3/8-3/25
渋谷ロフト 初音ミクx 「39CULTURE」コラボレーションストア
3/15-3/31
有楽町マルイ 「~ミクに会える!体感型展示会~『初音ミク展示会』」

いやーもう、春と共にミクさんミクさんミクさん!これはもはやミクウィークでは収まらない、ミクスプリングと言えましょう!!

この中でzhuoが感銘を受けるのはさっぽろ雪まつりと同タイミングで行われるSNOW MIKU 2019, そしてよみうりランドです。
SNOW MIKU、はやくも10周年です。ということはミクさんのブレイクの翌年にはもう、SNOW MIKUは始まっていたのです!なんと素早い決断!
そしてよみうりランド!!新春恒例ボカロ大予想(笑)で、遊園地がボーカロイドコラボするというモチーフの初出は、意外と遅くて2013年のお正月でした(参考: ボカロ界で今年起こりそうな出来事大予想2013! の5月)。その前年にはすでに八景島シーパラダイスでミクさんがフィーチャーされていましたから、想像できるといえばできるネタでしたが、しかし今回のよみうりランドさんは大規模です。ダヨーさんにバンジージャンプなんて考えもしませんでした。なんという徹底ぶり! コスチューム貸し出し・撮影はあるんでしたっけ、、、ついに、こういう時代がやってきたなと思います!

このところ新聞ジャックも続いていますね、報知の雪ミク特集に続き、東京新聞、北海道新聞、ミクさん大活躍です。
ここまで、すべての人に知られるようになったんだな。そんな嬉しさがこみ上げます。

さあさあ、ミク・ウィークはじまりです!

ルカさん10周年に寄せて

巡音ルカさん、リリース10周年おめでとうございます!!
ミクさんの巻き起こしたすさまじいムーブメント、そのただなかに登場したリンちゃんレンきゅんから一呼吸おいて、ルカさんはやってきました。
毎日うなだれて無為に過ごしていた私が、ミクさんのインパクトに「私も何かやってみよう」と思い立って1年半近く。ブログを開設しgeocitiesにホームページを作り、フリーウェアを作って公開したり、またオーディオインターフェイスを買ってきてバンドルのCubaseで音楽を作り始めて、、、あっもちろんミクさんにもきていただいて。大張り切りでした。
そんなルカさんリリース日の夜。ルカさんがさっそうと歌う動画が次々と公開されはじめました。すさまじいスピードで伸びてゆく再生数。いままでない、ぐっとアダルトでクールな歌声に、そしてその英語に、しびれたのを思い出します。
とりわけ驚愕したのは、子猫さんのルカさん歌唱動画「【巡音ルカ】メグルオト【オリジナル】」。

美しいイメージ映像も動く3Dキャラモデルも、そしてもちろん音楽も、私にはどうやって作ればいいのかすらわからない、手の届かない世界でした。衝撃にノックアウトされながらも、「でも、トランペット(フリューゲルホルン)の演奏の動きを、音から作り出すことができたら、楽しいんじゃないか」と思いついてしまったのです。
それから、実験材料の音楽のCDを買ってきて、夜な夜な必死でプログラミングの実験して、発表したのがこちらでした:
【MMD】子猫P「メグルオト」3DPVソロの運指を【開発中その1】

その1なんて書いてしまったけれど、やはり伴奏が重なった音からピッチ、ピッチから運指、運指からモーションなんてそううまくはいかなくて、、、また、その先の3DCGを知らないから、指のモーションは作れても演奏者と楽器のモデルの作り方がわからなくて、結局ここで止まってしまいました。でも、楽しかった。目標ができてがむしゃらにやる、こんなに燃える体験はそうそうありませんよね。
以来、時折、目の覚めるような楽器演奏動画を見ては「これはすごい」と思いつつおります。ほんとうに、すごいとしか言いようがありませんよね。

巡音ルカさんの10周年を機に、ルカさんの登場直後にこんなことやったな、あれから10年も経ったのか、と懐かしく思い出した次第でした。
ボーカロイドムーブメントは、ソフトウェア、ハードウェア、イラスト、CG、ダンス、歌、、、ありとあらゆる創作の領域の人々の心に灯をともし、ネットを介してつながりあい、創作が創作を呼ぶ、「創作の連鎖」がその本質です。私自身もかつて---そんな解釈はさておいて----そのチェインに加わっていました。 体力も落ち、時間も少ないけれど、スキルだって、伸びていないどころか古びてしまっているけれど、少しでも、ほんの少しでもチェインに加わっていたい、、、、ルカさん10周年を機に、そんなことをあらためて思ったのでした。

ルカさん、10周年おめでとう。 心に灯をともしてくれてありがとう。

新春! ボカロ界隈予想2019

謹賀新年2019~!今年もますますまったりのんびり進行に全精力を注ごうと考えておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
その証左に、本年の「ボカロ大予想」、三が日にまとめるといっておきながら5日の夜にもなってようやく発表する体たらくです!素晴らしい実践!また、年末の日記に記しました通り、昨年twitter応募がついにゼロ(笑)となったことを受け私個人の予想にするということで潔く「大」の看板を下ろし、さらに昨今ボカロだけじゃなくなったということで「界隈」を入れて「ボカロ界隈予想2019」として地味に発表いたします(爆笑)。

では早速、twitterサイズでまいりましょう!
1月
紅白・正月以降もミクさんを全国民に周知する番組が続く。4月からはボカロとMMDを紹介するプログラミング教育番組、夏にはボカロサークルがコミケを目指す涙あり笑いありうんちくありのドラマ。
2月
パリファッションウィークでヨーロッパ一流ブランドの新作にボカロモチーフが出現。2018年のジャポニスムがきっかけだ。洗練されたデザインに映えるボカロフレーバの先進的な魅力が爆発的ブームとなる。
3月
3日から9日のMIKU WEEKにて、2017年のDCEXPOやYahoo! Hack Dayの挑戦を経て新たなミクさんライブが実現する。ミクさんがフリーテンポのジャズピアノ演奏と見事に息を合わせて生き生きと歌うのだ。
4月
進学進級の季節、カラオケ業界は旬のVR導入が進む。動きや表情のトラッキングとボイスチェンジャで仮想空間のミクさんになりきって歌える。音も3D定位だし遠くの旧友とも通信で同じ空間に居られるのだ。
5月
雪ミクさんの像が市内各所に設置され新たな観光名所となる。しかも音楽と共にプロジェクションマッピングで楽しく時を知らせてくれる。懸念された費用もクラウドファンディングによりなんなくクリア!
6月
新幹線・ジェットのボカロラッピングが実現!外国人観光客に国内を旅してもらう狙いが大当たり、SNSは全世界からの写真であふれる。お盆にはトークロイドアナウンス・コスプレ・ワゴン頒布の貸切列車も運行。
7月
パリの日本紹介イベントでマジカルミライ同時開催、そしてボカロショップが夏季限定オープン。つづいて鼓童xミク、超歌舞伎のヨーロッパ公演がスタート。新しいカルチャーが浸透していく。
8月
目指せ累計39ヶ国!HATSUNE MIKU EXPO 2019後半は韓国・タイ・ベトナム・インドネシアだ。各国のライブ日程に合わせて寄港するボカロクルーズが実現、船上はDJにライブに映像上映と充実の毎日だ。
8月31日
[再] ミクさんリリース12周年記念マジカルミライライブ、テレビのチャリティ番組で生中継!スタジオのボカロ大好きアーティストがアバターとなりライブに遠隔参加する。まさに祝祭の一日。
9月
最新技術による歌声合成アプリ登場。人気キャラクタは複数エンジン対応が始まる。これを機にレンダラーの標準APIが策定され、一つの編集環境から複数エンジンが同時に利用可能になる。
10月
バーチャルシンガーライブのノウハウを投入した音楽アニメコラボイベントが話題となる。こうしてボカロ、ゲーム、アニメ、VTuberシーンで技術やアイデアが共有されVRが爆速で進化してゆく。
11月
歌声を自在に仕上げるプロの制作技術を自動化したアプリが登場。リズムや音高の悪い所が自動で直る。歌い方もアイドル/ロックなど指定でき「ここ力強く」なども指定可能。人もボカロもこれでOKだ。
12月
[再] ボカロ・オン・アイス・チャリティーに国内外の有名フィギュア選手が出演、ボカロコスでボカロ曲メドレーに合わせてショーを繰り広げ大反響を呼ぶ。収益は恵まれない子供たちのために寄付される。
12月31日
1年のミクさん周知作戦の総決算はやはり紅白。ライブノウハウと最先端のVR・立体音響技術を組み合わせ会場に降臨する。オリンピックイベントでの登場も告知されいよいよ世界のミクさんに躍進だ。

はいっ大変地味にお送りいたしました。[再]多いですね。新ネタ少ないですね。確かにミクさんリリース12年、干支が一回りする今年、初期に思い描いたような無邪気な夢は実現してしまったものが多いのです。だって、そもそもミクさんが多くの人々に知られ当たり前の存在として肯定的に受け入れられること自体が、夢だったのですから。
さあ、そんな今こそ、次の大きな夢を描きましょう。科学と芸術の申し子であるミクさんたちの進化はやむことがありません。夢こそがその原動力です。12年で飛躍的な進歩を遂げた計算機技術によって、次はどんな夢が現実になるでしょうか?三が日のみならず、いつも夢を描いていきたいと思います。
そして干支ひとまわりですから、一度、答え合わせしてみましょうかね。過去すべての予想に対して、これは何年に○○という形で実現したといってよい、と○×をつけていくというような。しかしほぼ近い内容が実現したという情報を探すのはむちゃくちゃ大変です。いったいどうしよう。。。ここはモットーにそってまったりのんびり検討することといたします! ←
さあ、今年1年も、ボカロ界隈が、驚きと喜びに満ち溢れたホットなシーンでありますように!!

以下、過去の「ボカロ大予想」へのリンクです。
2018年版
ボカロ大予想2018結果発表!

2017年版
ボカロ大予想2017結果発表
2016年版
ボカロ界で今年起こりそうな出来事大予想2016!
2015年版:
ボカロ界で今年起こりそうな出来事大予想2015!
2014年版:
ボカロ界で今年起こりそうな出来事大予想2014! Part 1
ボカロ界で今年起こりそうな出来事大予想2014! Part 2
2013年版:
ボカロ界で今年起こりそうな出来事大予想2013! Part 1
ボカロ界で今年起こりそうな出来事大予想2013! Part 2
2012年版:
ボカロ界で今年起こりそうな出来事大予想2012! Part 1
ボカロ界で今年起こりそうな出来事大予想2012! Part 2
2011年版:
ボカロ界で今年起こりそうな出来事大予想2011 Part 1
ボカロ界で今年起こりそうな出来事大予想2011 Part 2
2010年版:
今年ボカロ界で起きそうな出来事大予想 2010年版
2009年版: (geolog閉鎖にともないyahoo blogに移行しました)
大予想2009~
2008年版: (geolog閉鎖にともないyahoo blogに移行しました)
A Happy New Year
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zhuo

Author:zhuo
zhuo, a vocaloid fan.

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