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【ユーフォ回】劇場版ネタバレ大会Part3

5月31日夜に大阪ステーションシティシネマで「誓いのフィナーレ」10誓10灰目を鑑賞し、6月1日に宇治市文化センターで「ようこそ」「届けたいメロディ」を鑑賞し、そして夕方のイベントで久美子三年生編制作決定というサプライズ発表の瞬間の場にいあわせるという、まことに濃密な経験をすることができました。

これまで「誓いのフィナーレ」での数々の気づきを重ねてきたわけですが、「これらは、初期の作品から既に存在したモチーフなのだろうか?」という思いが膨らんでおりましたので、「ようこそ」「届けたいメロディ」の鑑賞は大変興味深いものとなりました。
それらのうち、「誓いのフィナーレ」と関連して語るべきものについては、過去2つのエントリに追記する形で書き留めました:
【ユーフォ回】劇場版「響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」ネタバレ大会
【ユーフォ回】「誓いのフィナーレ」ネタバレ大会Part2
で、あらためて「そうだったのか」と思った点について、少しですがここで書き留めておきたいと思います。

ようこそ

  • ■みんな若い! じつに京アニが、回を進めるにつれてキャラクタを巧みに成長させて描いているかわかる。
  • ■麗奈、最初の言葉が「悔しくって、死にそう」だった。
  • ■吹部の新入生歓迎演奏で、あすかが「みなさーん」と手をあげる。このとき、まず人差し指で上を差し、つぎに手のひらを水平にする。「荒唐無稽中二病解釈」の目で見ると、もはやこれすらも、天、地、を象徴するハンドサインであるように思えるから不思議だ←
  • ■北宇治高校に入ったところにある像がすばらしい。人が、羽ばたく鳥を送り出すという像なのだ。モデルとなった学校の像がそうなのか、あるいはフィクションなのかは今のところ不明だが、大空に羽ばたく鳥、ささえ見送る人、というのはまさに響け!ユーフォニアムに通底する構図であるから、あらためて「最初から描かれているとは」と感じた。
  • ■あすかの持つユーフォが金でない意味。もちろんお父さんからもらったのが銀色だったから、なのだが、「ユーフォっぽい久美子」にあすかが「これなんかいいと思うよ」と金のユーフォをすすめているのに、支えるユーフォらしさ、という暗喩をみた。
  • ■楽器選びのシーンで、麗奈の一吹きで、すでに優子の顔が曇っている。「これでは香織先輩がソロを吹けないかもしれない」とすでに気づいているのだろう。
  • ■あらためて、初作では、「風が吹く」演出がたびたび見られる。中二病解釈ではたちまち「天の気配」となる。 ブレス練習でティッシュをさらう風。そしてあまりに印象的な、仏徳山展望台での麗奈のうける風。
  • ■黄色が受容、安息、人間的なものの象徴というのはここからすでにあると思う。東岸の宇治神社の船着き場で秀久美が麗奈に覆られるシーン、黄色の夕焼け空だった。求道に反する話題であることに呼応。そんな話を麗奈のテリトリーでしてしまったのだ。なお当然だがこのシーン、わざわざ川の上に視点を置き、麗奈を右側に置いている。強い側ということだ。
  • ■オーディションでは久美子の音があまりうまくないようにきこえる。またオーディション結果発表のシーンで、セミが飛ぶ意味はなんだろう。スピーカのアップも意味がよくわからない。時計の針がかかれない、とよく言われるが、「ようこそ」のこの場面など、針がかかれている場面もしばしばあるようだ。
  • ■優子が麗奈にソロを譲るよう頼むシーン、鳥が2羽飛ぶのだが、意味はなんだろう。
  • ■再オーディションでソロが決まる瞬間は、俯瞰の視点がある。天の視座ということだ。
  • ■それにしても、久美子のナレーションが目立つ!!初作はこんなにナレーションに頼っていたのか。識者がいうように、久美子は傍観者であり語り部であった。
  • ■夜学校に携帯電話を取りに行く久美子、緑のショートパンツ。誓いのフィナーレのデートのときのものとは、ちょっと違うようにも見える。サイドのリボンが見えない。またこのシーン、久美子は黄色い靴下をはいている。
  • ■先生にリードされ、先生の話を聞きながら、階段を上っていく。薫陶により成長するように見える。実際この会話を経て久美子は「そういうものだ!」と納得し意欲を取り戻すのだ。
  • ■関西大会出場決定の瞬間、あすかは「落胆」する。(もう家の事情で出られない、出たくとも、母親とぶつかって説得しなくてはならないが勝ち目がない、という苦悩)

届けたいメロディ

  • ■冒頭は深い青に白のきらめき。水管橋の夏空。
  • ■高校の文化祭。青空に飛行機雲。空が強調されている。
  • ■あすか母とあすかの場面、あすかのTシャツ何と書いてある? back voyage だっただろうか?
  • ■合宿のあすかもやはり青空を見上げる。青空の強調。
  • ■ゴミ捨て場での説得の場面。久美子だけでなく、あすかも顔の半分が日陰、半分が日に当たっている。ばっさりと刃物で切られたかのような、感情と決心の解離。ここも、優勢な側が右に置かれる。
  • ■全国大会のあすかの楽譜には、父からの「あすかへ」の手紙が貼ってある。直後の客席のシーンは、人を探しているかのように揺らぐ。あすかは、こんなにも純真な思いを持って演奏していたのだ---「お父さん!お父さんのくれたユーフォニアムをがんばって、ここまで会いに来たよ!お父さんどこにいるの!」と、まるで子供のように純真に。
  • ■終わった後の部長・副部長のスピーチ。青い空と、黄色い灯り。
  • ■卒業式の後の、階段でのあすか・久美子の対話。雪。天からの恵み、祝福。ここでも「風」の演出で天の存在が感じられる。
  • ■最後の回想シーン(久美子とあすかの水管橋の場面)で、水管橋の左の空は青空。求道。右は夕焼けの黄色い空。足元は緑の草。あすかの笑顔は、まるで子供の時のよう。


その他の妄想

  • ■久美子が一貫して卵好きなのは?凝り固まった妄想から反射的に「そりゃ黄色だもん」と思ってしまうけれど、リズ鳥の梨々花から希美への「托卵」を思い出すと、「鳥にならんとする者をいつくしむ」象徴とも(超無理やり)
  • ■音楽教室は床も含め全体に青くて、求道・鍛錬の場らしい。普通教室は床が黄、壁・カーテンが緑、天井が青で、受容、安息と求道・鍛錬のバランスが取れた場らしい。チリトリも音楽教室は青、普通教室は緑で、それらしい。ただし!「リズと青い鳥」のずっと以前から、音楽室の青いチリトリは存在していた。ゆえにこれは「青いトリ」の暗喩でもなく「とべない鳥」の暗喩でもないことになる。
  • ■さて、なぜ奏はプリンティラミスなのだろう? 実際に店で注文してみると「ティラミスはわずかにアルコールを含む」と書いてある。 ちょっと背伸びしているけれどやっぱり甘い子供、な奏を象徴しているかな、、、 もっとありそう。<:/ul>

【ユーフォ回】「誓いのフィナーレ」ネタバレ大会Part2

<5月16日追記しました!>
<6月8日追記しました!>
前回のネタバレ大会のあとさらにあふれ出してやまない妄想の数々。しょうがないのでさらに書き留めました。
以下派手に全コンテンツに渡りネタバレしていきますのでお気を付けください!!



























新たな気づき

  • ■OP、一年生が登校してくる。階段を、坂道を上がってくる。まさに「登」「場」、北宇治吹部の物語の場に加わることを象徴。2期/届けたいメロディ/リズと青い鳥でも冒頭に学校の階段を上るシーンがある。また届けたいメロディ終盤であすか先輩が階段を下りてゆくのも場を降りる象徴感がある。
  • ■(識者の視点に触発されて)美鈴「近くないですか?」なぜ先輩にそんな失礼なことを?彼女はそれまで他者と常に距離を置き、密着の経験がないからだ。それがサンフェスで救われた後、さつきと大好きのハグをし、チューバ3人で練習し、終盤では「来年はみんな(6/8訂正。初出時 3人と誤記)で吹きましょう」と叫ぶのだ。
  • ■サンフェスの美鈴。救われた瞬間流れ出す北宇治のSamba de loves youがニクい。「美鈴、あなたは愛されているよ」という祝福。マーチング後、美鈴のスーザフォンをさつきが下ろしてあげる描写が丁寧との識者指摘、御意。一人で背負ってきた重荷を、仲間が手を差し伸べて下ろしてくれたのだ。
    • 5/16追記: スーザフォンは体に巻き付き身動きが取れない、とTLで見た。なるほど。単に重いだけではない、美鈴は自分の背負い込んだものでがんじがらめになっていたのだ。それを、仲間が取り除いてくれた。

わからないこと

  • ■とくに前半、複数の登場人物が重ねて「xxので。」で言葉を終わっているのは意図的だろうか?どうにも耳につくが、その狙いがみえていない。
  • ■サンフェスの美鈴の苦悩・奏の語りかけのシーンで、子供が2人見下ろす。あの意味は何だろう。妄想はわくが、論理的な考察としては手掛かりがない。
  • ■出野歯科の電話番号と語呂合わせが無茶苦茶なのには意味があるはずだが、001-4511-4553 という(もちろん現実にない)番号をどう読むか。語呂合わせはいろいろこじつけ可能だけに「それだ!」という判断ができない。まさかの音高かと思ったが既知の主要モチーフではなさそうだ。
    • 5/16追記: 出野歯科は1001-4511-4553だった。隣は赤薙クリニック、1001-97555-9629. さあ、わからない。


荒唐無稽!zhuo独自の無根拠中二病妄想編


青色・黄色・緑色論

  • ■今作で目立つ緑について、飛翔の青(天空)、受容の黄(大地)の中間にある「人」の象徴ではと妄想してみた。青空、緑、ひまわり畑というあすかのハガキや合宿所の壁の絵。サンフェスでは青空と黄色い大地の間を部員=人が行進。天と藤棚の地の間にユーフォ3人。グラウンド。秀一の色。
    • 5/16追記: 冒頭、久美子のシャツは黄色、秀一のシャツは緑。それぞれの瞳の色と同じ。そして久美子が秀一に贈ったキーホルダーも黄金のトロンボーンと緑の音符。公園間接キスのボトルも緑と黄色。偶然ではあるまい、秀一の緑。
    • なお見直しの結果、合宿所の壁の絵は緑はなく青空とひまわりだけ。またあすか先輩のはがきは、識者の指摘では「どうしてもこまったときに一回助けてくれるチケット」と原作にあるとのこと。

  • ■そうすると3年生編は実に天=青=麗奈、地=黄=久美子、につづき両者をつなぐものとしての人=緑=秀一のトリオが部を率いるということになる。神がかってきた。
    • 5/16追記: 春夏の風景を描けば木々の緑が多々現れるのは当たり前。ゆえに木々の緑すべてに意味を見出すのはいきすぎなのかもしれない。だが、青い天と黄の地の間に育ちゆく緑の木々、人々、天地人、そういう基本構図が根底にあるのではないか、、、だからこそ久美子と奏の間に木が描かれ、優子部長の最後の言葉が木の前でなされることにも、意味が込められている、、、そんな気がする。たとえば、二人の間の人間的成熟度が、木の豊かさであらわされているとか。よってグラウンドで美鈴・さつきの好き嫌いを心貧しい奏が問うシーンは緑のないさびしい幹(あの、2つに分かれた幹の間に奏が入るのはどういう意味だろう)。雨の中の説得の場面では、豊かな成熟が遠くにみえてくる。青々と茂った太い太い幹は、優子部長の輝かしい人的成熟を象徴している。など、、、
    • 5/16追記: さらにいうと、音楽室は床も青。天井も青。黒板も青(緑)。まさに求道、飛翔一色。一方の普通教室や廊下は、天井は青、壁は緑や外の木々の緑。床は黄色く、青、緑、黄になっている。天、人、地。
    • 5/16追記: プールシーンのくみれいは「青い」シートに。なかよし川のぬいだTシャツは「黄色い」シートに。
    • 5/16追記: 天=青=麗奈、滝=青い水の龍=青龍、と唱えてきたが「ほんとかよ」の観は免れない。ただそのようななか、登場人物の瞳の色について注目すると、滝先生の瞳はやはり青。青龍にふさわしい。よく見ると橋本先生も新山先生も青だ。一人で飛翔する卓越者は青を授かるのだろうか。だが。みぞれは赤だ。のぞみは青だ。これは何を意味するのだろう。みぞれの悲劇を暗示するのか、、、胸騒ぎを覚えつつ、赤の少しさした青い瞳の麗奈は、やはり女の子らしさを併せ持った若き青龍だなと、当初からの印象をたしかめる結果となった。
    • 5/16追記: そもそも。冬服は茶色に黄色帯、夏服は青に白帯、黄色と青である。サンフェスが終わると同時に夏服になるが、そこで、人としての暖かさをはぐくんだ黄色から、コンクールに向けた厳しい求道の青色へ、部全体のトーンが一気に変わるようにも感じられる。この配色はアニメ改変である。原作では紺色である。
    • 6/8追記: 「ようこそ」「届けたいメロディ」では、音楽室の配色は青一色ではなかった。天井もさほど青くなく、壁はクリーム色であった。「誓い」で「求道の場」として整理されたかもしれない。ただ、ミステリーがある。「音楽室の隅の掃除用具ロッカーの上に青いちりとりが置いてある」のは、なんと「ようこそ」からであった。原作にすら、まだ「青い鳥」のモチーフが出現していない時期である。ということは、このちりとりは、リズと青い鳥の暗喩ではない。偶然の可能性が高い。



再び「天の視点の存在」


  • ■「主よ人の望みの喜びよ」を含む教会カンタータ「心と口と行いと生活」(J.S.Bach, BWV147)は、1723年7月2日の礼拝で初演。原題は,,Jesu,meine Freude``,イエスをみごもったマリアがエリザベトを訪ね祝福を受けた喜びの祝日。みぞれの誕生祝にダブルリードの会がちなんで奏でたか。
  • ■「主よ、人の望みの喜びよ」の流れる屋上への階段の柵の前の俯瞰映像では「天」の視点の存在を感じた。この場所は藤棚と同様に天と地の接点なのだが、天が拒む何か、というニュアンスを感じる。2期のみぞれの希美に対する「執着」、誓いでは久美子の弱点を利用しようとする奏。
  • ■しかし、教会カンタータの楽曲とは。キリスト教?仏教?神道?もはやごちゃまぜだが、ま、荒唐無稽の妄想なんで何でもアリにする。すでに、香織先輩のソロ辞退も「天使」「聖母」が部を崩壊から救うためライバル麗奈を守り自己の夢を投げうったクリスチャニズムだと解釈してることだし。
  • ■サンフェスの美鈴の苦悩を見下ろす子供も、天の象徴(純真な目で、心にゆがみをかかえてしまった者を見る)なのかとも妄想したのだが、根拠皆無。
    • 5/16追記: 「主よ、人の望みの喜びよ」はダブルリードでなくクラリネットアンサンブルだった。「のぞみ」をタイトルに含むこの曲が暗示する7月2日エリザベト訪問祝日はみぞれの誕生日。かつてあの場所で希美への執着に苦しんだみぞれを象徴するということでよいだろう。
    • 5/16追記: さて救い主イエスの到来を喜ぶということは裏返せば人は罪深いということである。
    • 5/16追記: 7誓目で気づいたのはあのシーンで空から光が差し込み、久美子と奏の姿が床に映るが、その影は真っ黒という描写である、奏は久美子の弱みをにぎろうとする。久美子は一生懸命だが、嫉妬したり、美鈴に直接向き合おうとしない点は甘えともいえる。そうした「迷える人・過つ人」を憐みつつも、それを許すことはしない天の視点を想起するということではないか。俯瞰映像は、やはり天の視点か。
    • 5/16追記: なお、その傍証となるのは、8誓目の前にTLでうかがった指摘だろう:奏と久美子が会話するOrtensia(現実にはサイゼリヤ)のあの席の真上にはなんと天使が描かれているという。このシーンも俯瞰映像がある。クリスチャニズム・奏のゆがんだ思考と発言を厳しく見つめる天使、という点が共通する。
    • 5/16追記: そうすると、奏が美鈴をなぐさめようと、しかし変わろうとはさせないゆがんだ言葉をかけたサンフェスの太陽が丘の倉庫のシーンで、奏を二人の子供が見下ろしていたのもやはり、ゆがんだ考えの奏を厳しく見下ろす天使の暗喩、天の視点ということかもしれない。
    • 5/16追記: ちなみに、美鈴を説得する久美子が「みんなそれでわかると思うよ」と言う時、天を指さしている。見下ろす子供とあわせ、天の視点の存在を感じさせる。
    • 6/8追記: また奏が美鈴をなぐさめようとする瞬間、斜めアングルが出現する。これは天が「それは違うぞ」と首をかしげる暗喩ではないかと妄想している。


仏徳山展望台での麗奈・久美子の契り


  • ■識者考察「2年次のコンクール楽曲選択がオーボエファーストだったことで麗奈は傷ついた」に感銘。だからこそ展望台で楽曲リズと青い鳥のオーボエソロを超絶技巧で吹いたのか。なおその気持ちが映画リズと青い鳥でみぞれへの直言・激励(!)となりみぞれの覚醒・救済の一助ともなった。
  • ■展望台での「神龍の契り」において麗奈はオーボエソロを吹き「私は孤高のトランぺッターとして飛び立つ。久美子は秀一とともに私の帰る場所となってほしい。別れは寂しいが"これが私の生きる道"だ」と覚悟。その瞬間久美子は秀一と縁を結んだ。二人の将来意志決定の瞬間であった。
  • ■映画リズ鳥での2人の合奏は、これを受けたものだった。久美子は展望台で「あたし伴奏する、合わせたい」と言ったのだろう。麗奈を支え受容する(対等の)存在となることを選んだのだ。「離れても友情は不変」と悟った二人の合奏の力強さが南中カルテットに、希美に、気づきをもたらした。
    • 5/16追記: 久美子が秀一に「それ、こっちのセリフだから」と言ってほどなく、麗奈は「それこっちのセリフ」と久美子に言う。2人の影響の与え合いと読むべきか、単なるほほえましい偶然の一致というべきか。
    • 5/16追記: なおトランペットを吹く麗奈の後ろ姿は、まさに鳥である。
    • 6/8追記: いわずもがなであるが、久美子を待つ間に鳥の羽音にびくっとする麗奈(らしくない)は、久美子が去ってしまうことへの恐れを示しているようであるし、トランペット演奏中にみえる、力なく飛んで行く鳥は、暗く視界がきかない中さまよう麗奈自身の投影であろう。


雑感


  • ■これほど登場人物一人一人にドラマが存在し、それが複雑にからみあって一つの物語を形作っているのは驚異としか言いようがない。バッハの驚愕すべきフーガ作品を連想する。つくづく、神がかった作品である。
  • ■久美子が平等院の象徴というのは荒唐無稽きわまりない妄想ではあるが、彼女の特別さはやはり演出されていると思う。そもそも彼女だけ声優でない女優が演じておりその特異性は際立っている。
  • ■公式の人物設定(子供の頃の夢、好物)が綿密に描写に活かされているという指摘があり感心。一次資料を詳細に吟味しそれに立脚した論理的必然性のある考察に感服した。私のは全体をながめてただ思いついただけの妄想。コンテンツの楽しみ方ではあるが、考察にはなっていない。でも、やめない(笑)


5/16追記したい、あれこれの気づき


  • ■奏が久美子に「優しいんですね」というのは初回は「上手いから自分が追い越してしまうことはないし、このぼけっとした雰囲気なら中学のときのように自分が酷く悪く言われることはなさそう、入部しても大丈夫そう」という確認。名前の呼び方のことをたしなめられたときは「なんだ、怒られたよ、、、でも優しいには違いないなあ」という気持ち。
  • ■久美子に救われた美鈴、マーチング中、さつき、葉月とたがいに目をあわせ合い、チューバ1,2年が打ち解け結束したことが描かれる。8誓目、これと呼応するように、演奏中のユーフォの3人が目をあわせ合う。
  • ■8誓目、どうして加部ちゃん先輩と久美子は家庭科室、、、と思っていた。火の消えたコンロが、燃え尽きてしまった加部ちゃん先輩を暗示するというTLの指摘はそうだと思うが、それなら理科室のランプでもよい。そうしてふと思ったのが、いや、単純かも、「家庭」、帰り安らぐ受容の場所だと、支える場所だと(新人を)。だからこそ、加部ちゃん先輩命名のときだけは青空だったが、あとのシーンは黄金色の夕日にいろどられていた。そういえば加部ちゃん先輩のノートも黄色なのである。ペンケースがペンギンという識者の指摘は素晴らしかった、空は飛べない、そのかわり海を飛べるのだ。また、寝ていた加部ちゃん先輩。久美子に「よだれついてますよ」と言われていた。本当によだれ、だろうか。もしかして、吹けなくなった絶望に涙し、そのまま眠り込んでいたのではないのか。それにしても、執拗に映る、近景の圧力釜、重なった鍋、、、なんだろう?
    • 6/8追記 加部ちゃん先輩、ペンも黄色だった。そういえば過去作では髪留めは黄色だった。今回白に変わっていたのは少し解せない。

  • ■8誓目、音楽室の隅の掃除用具ロッカーの上に青いちりとりがある。青い鳥か。とtweetしたところ、「リズと青い鳥でも校舎の出入り口にちりとりがありどういう演出かと思っていた、飛ばない鳥か」との反応があり、さらに「リズ鳥において、ちりとりはいたるところに置かれている」という驚愕するしかない指摘もあった。今頃やっと一つに気づいた私など、鈍感もいいところである。
    • 6/8追記: 上述のように、なんとこの青いちりとりは「ようこそ」のときからあった!リズと青い鳥の原作前である。偶然だったのかもしれない。



【ユーフォ回】劇場版「響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」ネタバレ大会

<2019/5/4 追記しました>
<2019/5/15追記しました>
<2019/6/8 10誓目後の追記しました>
<2019/6/26 突然の妄想、追記しました>
時代は平成から令和へ!あっという間にそんな節目の大型連休に突入してしまいました!気づけば1年の三分の一が終わってしまう有様です!
というわけで今回はユーフォ回。4月19日公開の劇場版「響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」の4誓後の気づきを片っ端から列挙してみたいと思います。
以下派手に全コンテンツに渡りネタバレしていきますのでお気を付けください!!


























過去作品との関連性

  • ■1,2誓目は「原作のあの話がない」が気になって「あっさり進んでしまう、物足りない」と感じてしまった。3誓目でやっと作品のありのままを受け止めることができ、その瞬間の感動は大きかった。原作を読んで以来の「どうするんだこれを、、、」という不安が心地よい納得にかわっていった。
  • ■過去作品を知らない層には、軽やかでさわやかな青春映画に見えるだろう。中二恋フレーバーあふれる冒頭から、前向きな終盤まで、そういう方針で構成されたのに違いない。超イケメン男子、超カワイイ女子。まさかの恋愛展開。ユーフォにまた新たな魅力がつけくわわった。
  • ■一方で私は、過去作品を緻密な遠景として、「リズと青い鳥」を別アングルからの近景として想起し、いいしれぬ感銘を味わっていた。何という重層性。立体感。そもそも同一時期の北宇治の物語を「リズと青い鳥」と本作という異なるアプローチの2本の劇場版で鑑賞できること自体がただ事ではない。
  • 笹貫星彩様の検討によると本作は「リズと青い鳥」と場面が重複しないよう構成されている。ならば時間経過にそって2作品を交互に再生してゆき1編の作品として鑑賞するという、ありえない受容の仕方すらも可能になろう。2編の映画のjointというかつてない事態に我々は直面しているのだ。
  • ■現時点でも、原作小説「波乱の第二楽章」を読み返してみればすでにことの重大さは実感できる。読み進むにつれ「リズと青い鳥」の映像と「誓いのフィナーレ」の映像が交互に思い浮かぶのだ。2編の映画がjointし一つとなる。映画史上まれにみる偉業を我々は目にしているのだ。
    • 5/4追記: 識者のご意見もおおむね、・原作から各所が改変され削られたエピソードも多いが映画化とはそういうもの。原作のダークさ、劇的場面は薄められ軽くさわやかな映画にまとめている。・久美子は「良い子」に、奏の過去体験もストーリシンプル化のため変更。というものであるようだ。

映像演出

  • ■識者によれば、映画には言語・文法が存在するのだという。知識のない私だが、確かに過去作で指摘された演出が「誓いのフィナーレ」にも存在することは感じた。教室のドアの敷居を越え、戻る脚。日なたと日陰による心理の表現。悲しみの雨から雨上がりの日差しへ。木で隔てられた二人。
    • 5/4 5誓目、「木」を挟む久美子と奏、という構図が繰り返されているのに気づいた(グラウンド横、説得の坂の途中)。優子部長のシーンと言い、「木」に意味が込められている気がしてきた。
    • 5/15 8誓目にかけ、木を挟む久美子と奏という構図は確実に何かを意味していると思い至った。だが、意味はまだ分からない。たびたび現れる青空-緑の木々-黄色い大地、ひまわりという色彩モチーフから、天と地の間に育つものとしての緑と人、厳しい求道と優しい受容の中庸をいく円熟者というイメージを感得したのだが、緑の木がその象徴として、久美子と奏の間にある、そこがわからないのだ。
    • 6/8 10誓目. 緑の木は、求道・飛翔と受容の中庸をゆく円熟の象徴という実感が強まった。二人の関係性、また関わり合いの中での人間的成長に呼応している。だからグランドでの会話の際は葉の見えず分岐した木の幹。雨の中の説得では遠くに見えてきた円熟。敗北後の優子部長のスピーチの背後には、ほんとうに青々と茂った豊かな木が描かれ彼女の人間的円熟を示している。なお、届けたいメロディ終盤、麻美子姉と会話して戻ってきた久美子とあすかのシーンにも緑の木々2本が描かれている。関連して「葉」のモチーフ。届けたいメロディであすかが幼少時代に行った楽器店は「三つ葉」楽器店、おさない成長の兆し。また、秀一に久美子が楽器をはじめたいきさつを言われ「わすれた」と久美子ベンチでつぶやく麻美子のシーンでは、枯れた葉が落ちる。人の成長過程での挫折の象徴。
    • 6/8追記: また日なた・日陰の演出は、サンフェスでの美鈴の説得シーンが典型的。かげに入り苦しむ美鈴、久美子の言葉に納得し日なたに出てくる。苦悩が解決した瞬間、美鈴は重荷から解放され青空にむけてはじめるのだ。ここで注目すべきは奏。奏が美鈴にささやくときその顔は日陰である。ゆがんだ考えから発せられたささやきは陰湿なものであった。天は首を傾げ(斜めアングル)、久美子は意を決して美鈴にまっすぐ向き合う。またオルテンシアで黄前相談所に相談する奏の顔もまた日陰、ダークサイドなのだ。心にゆがんだ考えを抱いている前半の奏は、日陰で描かれることが多い。それだけに雨の中、藤棚で雨水に清められた奏に祝福の日の光がさす瞬間は神々しい。

  • ■構図の雄弁さにも感銘を受けた。美玲の切り裂かれるような疎外感も、校舎裏の激しい言葉の応酬の瞬間の心の痛みも、カメラは鋭利な刃物のように切り取る。演奏シーンの実写不可能なアングルは超人的技巧の表象か。俯瞰映像は全てを見守る超越的存在の視点であろうか。
    • 5/15 項を改めるがやはり「俯瞰映像は、未成熟な人の心に対する天の(厳しい)まなざし」であり、誓いのフィナーレには「天の存在」が確かに描かれていると思うに至った(これは中二病解釈だがこの際わけるのもめんどいのでここでw) 。なお演奏シーンについては、いつからか「傘木、ええぞぉー!お前も、立派な、青い鳥やぁーー!いけぇーー!はばたけぇーー!」と号泣しながら叫びたくなるようになったのだが、さらに譜面隠しの色から、「お前らぁああーーーみんな、みんな、みんな青い鳥やぁーーー!!」と思うようになり、気づくと、「うわあああ!!!自分も鳥やん!ホールの中飛び回っとるやん!!」と思うようになっていた。妄想もここに極まれり。むちゃくちゃな解釈である。すまぬ。
    • 6/8追記 俯瞰映像は天の視点 は確信が強まった。奏のオーディションを中断すべく夏紀が入っていくシーンもそう。
    • また、これは一般には「映像の言語」ということなのだろうが、斜めアングルのカットは、ほんとうの気持ちと食い違う、自分に嘘をついたゆがんだ考えを口にする際に多く用いられており、天が「それは違うぞ」と首をかしげていることの象徴だと解釈する。 届けたいメロディで、あすかは自宅に招いた久美子の前で「神様はみてるってことだよ」と言うが、その瞬間、本当に天はあすかを見て、首をかしげているのだ。同様にゴミ捨て場でのあすかと久美子の会話でも。また「誓い」でサンフェス美鈴の説得シーンでも、斜めアングルは出現する。天の首傾げである。

楽曲

  • ■北宇治高校がこの年演奏したのは「マーチ・スカイブルー・ドリーム」と「リズと青い鳥」。ああ、2016年のコンクール課題曲によくぞこんな完璧なタイトルの作品が実在したものだ!!そしてよくぞこの作品に着目し、原作を変更してまで取り上げたものだ!!神がかりとしか言いようがない。
  • ■北宇治の楽曲は、実に部員たち自身を描写しているのだ。1年時「プロバンスの風」。識者の検討によればパリからのプロバンスの方位は京都からの宇治の方位だという。ならば疾風とは躍進する北宇治吹部か。「三日月の舞」は「未熟で、とげで周囲を傷つけつつも円熟を目指し伸びる者」即ち高校生の「奮闘」。
  • ■2年時の本作もしかり。童話・音楽「リズと青い鳥」が描くのは安住の場所を離れ大空に羽ばたく青い鳥、すなわち高校から社会へ巣立つ部員たち自身。そして課題曲もまた「青い」「空」にはばたく「夢」への「マーチ」。北宇治の楽曲は、部員たち自身を描写する青春賛歌であったのだ。
  • ■過去作を彩った、「三日月の舞」のモチーフによるBGM楽曲。本作でもクライマックスで奏され、響け!ユーフォニアムに通底する「人と音楽の交歓、相互成長」の視座が確認された。部員たちが懸命に音楽に息を吹き込み作り上げてゆく。同時に音楽は部員たちの日常に寄り添い成長を促しているのだ。
  • ■識者が言及している通り冒頭の「これが私の生きる道」がよい。歌詞を確認すればこれも部員たち自身の描写。思い出されるのは2期の「学園天国」である。「あいつもこいつもあの席をただ一つねらっているんだよ」。明るいようでいてやはりレギュラー争い、ソロ争いといった自身の描写であった。

タイトル

  • ■サウンドトラック"Endless Melody". 2期サントラ「おんがくエンドレス」の流れだが本作の文脈では END-LESS = NO-FINALE が直ちに思い浮かぶ。そうだ、「誓いのフィナーレ」は先に続く。NO-FINALEだ。「そして次の曲が始まるのです」のセリフはない、しかしBlast!が高らかに告げているではないか!
    • 5/4追記: 識者のご指摘「過去作では久美子は傍観者的でありそれがナレーションに現れている。しかし本作では彼女は主人公であり、ゆえにナレーションはなくなっている。」「フィナーレである3年生はがんばるぞと誓うまでの物語」になるほどと思った。
    • 5/15追記: これも識者のご指摘「Blast!には丁寧にも歌詞が字幕で出る」。そう、そこに、「次の曲が待ってるよ」と、はっきりと出る。

個別的なあれこれ

  • ■「リズと青い鳥」の映像演出を踏まえ、随所でポニーテールの後ろ姿があたかも鳥の飛翔を思わせる。傘木希美、高坂麗奈、田中あすか。本番中の滝先生の手の動きもまた羽ばたきの暗喩。本編中の要所要所で鳥が視界を横切るのにも当然綿密な意図があるのだろう。「とりー」という久美子の言葉にも。
    • 5/4 追記: 本番中の滝先生の指揮自体も羽ばたきのようだ。
    • 5/15追記: さらに曲開始の時、滝先生の動きでバサッと鳥の羽ばたきの音がする。
    • 6/8追記 黄前久美子もそうであった。なお、初期作でもポニーテールの後ろ姿は出てくるが、誓いのフィナーレほど鳥のようには見えない。

  • ■石原監督が舞台挨拶で意図を明言された通り、久美子の成長が胸を打つ。冒頭は特に幼く、序盤も先輩の自覚薄く。しかし奏と向き合うシーンの大人びた美しい表情、頼もしさ、気高さたるや。まして終盤の余裕はどうだ。立場が人を作るという。中年会社員の目線でみても毎回嬉しい涙があふれる。
    • 5/4追記:「能力の劣る中堅の扱いなどマネジメント課題がてんこもり」「新たにリーダーになる人にこれを見せたい」という声をみかけた。そう、ほんとユーフォは会社員にとっても胸を打たれることやヒントがたくさんあるのだ。

  • ■久美子と秀一。宇治川東側の公園でちかおから秀一へのメールに久美子が「よしよし」という理由はまだわかっていない。縣祭デートはしっかり上下とも色を合わせたペアルック。二人の疾走シーンはこの上なく美しく涙腺が緩む。にしても平気でペットボトルで間接キスしているな(笑)
    • 5/4追記: 本記事にコメントいただき「あげたチャームを秀一がスマホにちゃんとつけてるからしめしめ」とわかった、なるほど!縣まつりデートコース推定された方おられお見事。5誓目の気づき、久美子があげたチャームも秀一と久美子が間接キスするジュースも緑と黄色。何か込められた意味があるのか?
    • 5/15追記: たぶん、ある。黄色は久美子、緑色は秀一の色だ。

  • ■如何に久美子と麗奈が互いの影響を受けたか、原作を踏まえ描かれている。久美子の、六地蔵での「そう?」の言い方。奏の前での「あたし、うまくなりたいんだぁ」-月に向かって手を伸ばして。麗奈、なんと対人関係についてアドバイス(原作通り)!プロになることが別離を意味することへの不安の吐露。
  • ■大吉山。迷いと無縁のはずの麗奈が、かつての久美子のように別離の不安を口にする。なんと人間的な麗奈。乞われて吹くのはリズと青い鳥のオーボエソロ。不安がリズと青い鳥の物語、そして希美を離れプロを目指すみぞれの姿から来ていることが明かされる。それにしても、なんたる超絶技巧。
    • 5/4追記: なお麗奈、「水」を持っており、やっぱり水=青、青かぁと、、あ、これは妄想編ですね。しかし夜大吉山にスマホの明かりだけじゃあぶないし女の子1人でいるのもハラハラするし、トランペット吹いちゃご近所から叱られてしまい、、、いいんです、麗奈だから許されるんです、神みたいな存在だからw
    • 5/15追記 麗奈はオーボエファーストの選曲で傷ついていたとの識者のご指摘。そうかぁ。その悔しさから、あのオーボエソロをトランペットで吹いてみせたのだ、超絶技巧で。

  • ■終盤の山場、演奏シーンでは、久美子と麗奈が交互にアップになる。引かれ合うこの二人も「リズと青い鳥」の別離の当事者であると告げるように。麗奈が山で吹いたオーボエソロの瞬間、カメラは麗奈をとらえる。みぞれの後を追うように、親友との別離をへて一人大空に羽ばたくであろう麗奈を。
  • ■さりげない引用。久美子「わからないデェス」は「中二病~」の凸守を思い出させるし、緑輝の投げたフラッグが優子のバトンに変わるカットは唐突ながら2001年宇宙の旅の序盤を連想せずにいられない。映画に詳しい方ならば、もっとたくさんの隠された引用に気づくのかもしれない。
    • ■6/26追記: 突然妄想がわいたのだが、「2001年宇宙の旅」とはつまるところ、人智のまったく及ばぬ「大宇宙の偉大な何者か」---天、と呼んでもいいだろう----の意図によって、人類が進化をとげてゆく、という物語であった。天の意志、導きにより人が育つ。これは京アニユーフォニアムの天・地・人のモチーフに合致しているといえるのではないか。

  • ■劇場鑑賞特典、みんなアイスクリーム食べてるやん?きっとハッピーアイスクリームのおごりやん?言葉やら演奏やら、息がぴったりあったよーいうことやん?jointの祝福っていうことやんねこれ?ハッピーアイスクリーム、まじ主題。

舞台装置論

imgd様が「響け!ユーフォニアム」深読み:舞台装置としての宇治(1) で提示された舞台装置論。知人を通じて知って驚愕し、最近この原典にたどりついた論。私ごときの素人には、その吟味など手も足も出ないと知りつつ、無謀にも検討を試みる。
  • ■「届けたいメロディ」のあすかと久美子に続き、夏紀と奏の激しい言葉のぶつかり合いもまた校舎裏のごみ集積場で起きた。捨て去られるべき汚れ、ゆがんだ考えが吐き出され、正論と衝突し、あるべき姿に整う場所か。鬼門の方位に位置している。
  • ■藤棚。学校で一番大空に近い高み。孤独をいとわない上昇志向の麗奈にふさわしい場所。リズと青い鳥では「どうして私に鳥かごの開け方を」と希美がつぶやく。友みぞれは大空に羽ばたき私はそれを見送るという運命を直視するために。本作では、久美子に導かれて奏はこの高みに到達する。
  • ■宇治川西岸は俗、東岸は聖とする舞台装置論。本作でも、西岸での秀一との縣まつりデートの後、東岸で麗奈と将来を語る展開となり盤石と感じた。問題は源氏物語ミュージアムそばの公園(東岸)での秀久美間接キスだが私は「宇治橋域は西岸のみならず東岸も緩衝地帯」と理解した。詳細は後程。
    • 5/16追記:im9d様よりぴしりとした表明があり「ランドマーク」「都市軸」など専門的な知識に精通してこそ舞台装置論は論なのであって、それらを知らない私のようなものが「西は俗、東は聖」などとは、皮相的な理解もはなはだしいことを改めて痛感した。私は「今作でも盤石」と感じたわけが、それも深い背景知識なしでは意味をなさないであろう。したがって、この項も「中二病解釈」に移し、舞台装置論に接した素人が刺激を受けて荒唐無稽な妄想を繰り広げたものと位置付け、今後も一層妄想に精進したいと思う。ただ、妄想に過ぎないからは、このでたらめをまことしやかに吹聴するようなことがあってはならない、この点は肝に銘じたい。

黄色青色論

  • ■ユーフォは一貫して黄と青が重要色、とする論。誓いのフィナーレでも成立感。まずポスターが黄金色と青空色。本編では夕方の黄金色の空と青い空の描写が繰り返される。他にもひまわりと青空、金のユーフォに映り込む青空、サンフェス衣装の黄のベレーと青い羽。そもそも冬服と夏服の色。題字。
    • 5/4追記: 教室の窓から差し込む空の色も含め、きっちり意味が込められているのではと思い始めた---人間的な、弱さ、悲しさ、休息の局面で夕焼けの黄金の空が;強さ、意欲、飛翔、努力といった局面で青空が使われていないだろうか?
    • 6/8追記: 上記、確信を強めた。「ようこそ」の前半では、青空を見上げる、手を伸ばす、といった描写が繰り返されている。ブレス練習やホルン隊のティッシュ、ランニングでの青空の強調。1週間後の合奏終了の瞬間も、バケツの水面に映った青空。「届けたいメロディ」ではたとえば水管橋の久美子とあすかのシーンの青と黄の空、近景の緑が象徴的。「誓いのフィナーレ」では、家庭科室に差し込む光。指導係スタートのときは青空だが、加部ちゃん先輩が「支え」に回るときは夕焼け空だ。
    • 6/8追記 また「ようこそ」「誓い」いずれでも、金管楽器に青空が映り込む描写は一貫している。 マーチングでは青空にむかって黄色いポンポンが振られる。

  • ■"BLAST!","Endless Melody"ともにジャケットは黄金色と青空色。さらに久美子は黄、麗奈は青(それぞれ少し赤を差して)。瞳も髪もそうだし、「ようこそ」での初めての大吉山の衣服、花火大会の浴衣、そして今回はおそろい水着。なおNHK放映時の字幕も久美子は黄色、麗奈は青色だった。
    • 5/15追記: もっと重大なところで黄と青が描かれていた。5誓目で、冒頭シーンの川の色が既に深い青と明かりの黄色であることに気づいた。7誓目の前にTLで石原監督「最初と最後のシーンは念入りに考えている」の言葉をみた。「最初が宇治川、最後が鴨川のせせらぎでは」という指摘をみて劇場で最終シーンに耳をこらした。だが絵は夕空を見上げていて川は出てこず、音も街のゴーという音のようにも感じられ、真偽はわからなかった。
      そこであえて荒唐無稽中二病解釈を持ち出してみると、「やっぱり青と黄だよ、ユーフォの根底だもの」だ。8誓目であらためて見てみたが、最初は水面の青と黄。夜の宇治川が映す、深い青は映り込んだ夜空。黄色は人家の明かりの映り込みだ。そこから目線を上げて人が映る。最後は大空の青と黄。人(バス、街)から目線をあげて、明るい青を、夕日の黄が染める天を見あげる。青と黄の地→人、人→青と黄の天だ。見事な呼応。青と黄の成長ということかと考えた。

荒唐無稽!zhuo独自の無根拠中二病妄想編


原典を綿密に分析し論証を積み上げていく正統な解釈とは超真逆。突然ひらめいた妄想に合う材料だけを拾い集め不都合には目をつぶるトンデモの数々です。どうか本気にしないでください。笑って。
その要旨は次の通り。
  • 〇久美子は浄土宗の平等院、麗奈は曹洞宗の仏徳山興聖寺の象徴であるとみる。
  • 〇さらに地理的方位から両寺に古代東洋思想にいう四神を重ね、久美子は中央の黄龍、麗奈は東の青龍とみる。
  • 〇また黄色は大地・人、青色は天空ととらえ、それぞれを受容と飛翔の象徴とみる。

さて、この、強烈に偏った目には、誓いのフィナーレの映像はどう映るのか!
  • ■久美子は(昼だけれど)月に向かって手を伸ばし、あたし、うまくなりたいんだぁと告げる。天に対する誓い。それを見守る天。雨は人の悲しみであるとともに天からの清め、浄化の施しでもあろう。
    • 5/4追記:おりしも5/1雨、テレビで「改元初日、雨は縁起が良いのです、天と地を結ぶから」と言っていた。そうか久美子は天を見上げ手を伸ばし誓いを立てる。天はそれを見下ろし、雨を久美子にふらせて清め、両者は雨でつながっているのだ。

  • ■藤棚は天と相対する聖なる場所、至高の紫の座。初作の麗奈の滝先生への想いの告白は、青龍が自分の目標だとの宣言(滝=さんずいに竜=青い水の龍)。リズと青い鳥で希美は「神様、」と天に直接呼びかけ自己の運命を確認する。本作では奏を雨水で清め、真摯な求道を再決意できた奏を祝福し天から光が差し伸べられる。
    • 5/4追記: 5誓目、久美子が奏をここに導き、そして上がってきた夏紀も含め3人を、天は祝福していることになる。対立を解消し真のよきライバルとなったということであろう。
    • 5/15追記: 雨に濡れた奏から黒いしずくがぽたぽたと落ちる。これは天が雨をふらせ、奏のゆがんだ考えを洗い清め、きたないものが流れ落ちた瞬間だろう。
    • 6/8追記: それにしてもゴミ捨て場での奏のゆがんだ考えの吐露---「存在自体が罪」「ボケっとした顔」---現実ならば「しつれいな、もう許さん、やめてしまえ」と言われ居場所を失うところだろう。それに対し「先輩だから手を抜くなんて失礼だ、オーディションに戻れ」と(そうなれば自分がレギュラーから外れるというのに!)叫ぶ夏紀先輩のまっすぐさ。「ぼけっとしているってことはないと思うんだけど」とおだやかに受容し「私にそういうところがあるのは認めるよ」と、自己の弱さを認めることのできる久美子のふところの深さ。
    • 6/8追記 なお、前後するが、初作「ようこそ」で、至高の紫の座、天と相対する聖なる藤棚で、麗奈はもう一つのことをしている。「新世界より」の演奏だ。聖なる藤棚を背に、天に向けての演奏。つづく絶叫は、「青龍を目指す我、ここにあり、されどいまだ歩みだせず」の天への訴え、咆哮。

  • ■東岸の公園での秀久美間接キス。これは「宇治橋域は西も東も緩衝地帯」と解釈する。やはり麗奈の家は仏徳山興聖寺のそばの可能性が高く、テリトリーはふもとの宇治上神社を含んでさわらびの道まで。よって公園は結界の外。これは西岸の平等院の結界が宇治橋の手前までなのと同様。
  • ■麗奈の言葉はしばしば難解である。「久美子は性格悪い」の真意は「久美子は痛いことをずばりという。その直言は欠点ではなくて長所だ」であった。同様に「あたしんち、宇治上神社の近くやから」も、わかりやすくそう言っていたのではないか。
  • ■麗奈の家が興聖寺のそばとすると様々な場面の説明がつく。久美子との逢瀬が仏徳山展望台である理由(麗奈のホームであり聖なる高み)。1期船着き場の秀久美を一喝する際川上から現れる理由。滝先生から「孤高のトランペット」の楽譜をもらうのが観流橋の上である理由。
    • 6/8追記 ジャジャジャ、ジャーン。なんと原作小説(三年生編前編)の記述により、原作では麗奈の家は現実の翔英高校付近だとなってしまった。なんてこったい。これを最終回答とするなら、麗奈の家は興聖寺そばではない、よって、3年前に考えたように宇治神社・宇治上神社の象徴麗奈と、平等院の象徴久美子が、あさぎり橋をわたって互いを訪問する、鬼門線上の交流という解釈に逆戻りせねばならない。すると、中央の黄龍・「東」の青龍という四神・五行への重ね合わせは成り立たなくなり、龍は出現しないことになる。すると「滝とは水=青の龍」として麗奈の滝先生への思慕を解することはできなくなる。麗奈の厳しさの根源を禅宗に関連付けることも否定される。つまり麗奈の厳しさの理由、滝先生への思慕の理由はおおきくぼやけることになる。一方で、久美子の黄色、麗奈の青色は多数の傍証からゆるぎないところであり、それを受容の大地と飛翔の大空に対応付けるところも否定はされまい(い、いや、全部でたらめな妄想だけどw) 。
    • 6/8追記 だが。まだ話は確定していない。京アニも、私同様、原作の三年生編で麗奈の家が確定する前に、これまで麗奈の家の場所の設定を持ち、描写をしてきたのである。京アニの設定が、原作小説と違って興聖寺そばであるという可能性は残る。するとこれまでの京アニ公式の映像・図版で、麗奈の家の位置をうかがわせるものはないだろうか、という関心がわく。さて、こまった。いつの時期だったか、非常に幼い久美子・麻美子・秀一らが久美子ベンチに集まり、そこに幼い麗奈が通りかかるという絵が公開されたことがあったように思うのだが、これが見つからないのだ。これが、京アニの設定のヒントになると思うのだが、、、。

  • ■本作、西岸の秀久美デートから東岸の展望台の久美麗合一が、俗から聖を象徴することは明らかだが、色にも着目したい。縣祭(セクシュアルな色合いを孕む)で秀久美はペアルックである-オフホワイトのトップに緑のボトム。秀一に染まった感。だが寸前(?)で拒んだ久美子が秀一をたたく傘は、黄色。
    • 5/4追記: そういえば公園間接キスのジュースも緑に黄色ボトル。緑色に何があるのだろう。

  • ■リンゴ飴を食することなく展望台に登った久美子。麗奈のドレスは当然青。黄色いミカン飴を食するのは、久美子の影響を受けて成長したことを受容する象徴。そのアメを再び久美子に食べさせるのは、秀一の俗に染まった久美子を本来の黄色に染めなおす儀式であり、二体の神龍の契りでもある。
    • 5/4追記: で、ミカン飴で、久美子と麗奈も間接キッス。。。麗奈、久美子の唇を奪い返しているのだ。
    • 6/8追記 黄色に染めなおすとはもちろん、これからも私を支える者、帰る場所であってくださいという意味。

  • ■麗奈からの思いがけない言葉:「不安だ、別離が。」まるでかつての久美子のよう。その心情の理由は、直後に乞われて吹いた「リズと青い鳥」のオーボエソロで明らか。別離の物語。希美を置いて大空に羽ばたくみぞれの姿。自分も当事者だと。久美子と別れてしまうのだと。人間、麗奈の姿。
  • ■本作で麗奈は再三久美子を秀一とくっつけようとふるまい、展望台でも久美子は秀一と居てここには来てくれない、自分は孤高に歩むと自分に言い聞かせていた。だがやはり久美子との別れを恐れ、自分にとっての黄色(帰る場所)であってくれと願い、しかし別離を覚悟してあのソロを吹くのだ。
    • 5/4追記: 上で書けなかったが、「自分は孤高に歩む、久美子とは別れる他ないのだ、久美子は塚本とくっつくように、、、でも私の帰る場所であってくれ」と覚悟するから「孤高のトランペット」を吹く--孤高と言いつつ久美子に聞こえて、きてほしいと願うのだ。神龍の契りだからこそ、正装。

  • ■親友久美子との離別を悲しみしかし決意する迷える人間・麗奈の隣で、なんと久美子は塚本とやりとりし縁を結びなおすのだ。久美子は、麗奈は、聖俗どちらへ?深い青の仏徳山展望台に輝く黄金色のトランペット。見下ろす縣まつりの、青い夜にうかぶ屋台の黄色、1つだけ青く。聖と俗の入り混じり。
    • 5/4追記: どちらへ?と書いたが、ミカン飴で黄色く染まりなおし、麗奈の演奏に集中せず塚本とやりとりする時点で、久美子は俗、というか受容のサイドが確定なのだ。麗奈は聖、飛翔の覚悟をかためる。

  • ■久美子はその後合宿で秀一と距離を置くことを伝える(京アニが時期を改変)。麗奈の黄色いミカン飴が効いたのか。ここは定かでないが、黄色いパーカーは彼女が再び本来の黄色の立場となったことの象徴か。
  • ■随所に現れる黄色いひまわり。ある時は合宿所に飾られる絵として(青空に緑にひまわり畑。隣は冬山の絵)。ある時は青空を背景に学校の花壇に。そして関西大会直前にあすかが久美子に手渡す謎のチケットもまた同じ、青空に緑にひまわり畑。緑は、青と黄色の入り混じりか、天と地を結ぶ山か。
    • 5/4追記: 今回黄色いひまわり、そして「木、緑」が意図的である。定演ポスターも青と緑だった。
    • 5/15追記: 合宿所の絵は青空とひまわりだけ。あすかのカードは青空と緑の木々とひまわり。識者の指摘ではこのカードは「どうしてもこまったときに一回助けてくれるチケット」と原作にあるとのこと。
    • 6/8追記 初期作をみかえしての発見。上にのべたように初期作では、とくに「青空を見上げる」モチーフが目に付き、黄色、緑はそれほどではない。「誓い」で、黄色、そして緑が目立つのだ。なお、黄前家の壁の絵(カレンダー)も、青空に緑、そして黄色、近景が赤っぽい絵柄である。それに家族写真もまた、青空に黄色い花畑、遠くに、一本の緑の木。
    • 6/8追記 また校舎内も、普通教室と廊下は、初期作から青い天井、緑の木々が移る窓や緑の黒板・緑のカーテン、黄色っぽい床という配色であった。音楽室は初期作では天井もあまり青くなく壁はクリーム色だったが、「誓い」で一気にすべてが青っぽくなって「求道の場」らしくなっていた。

  • ■サンフェス新衣装の黄色いベレーと青い羽も、中二病妄想では「中央の受容・安住の大地・人と、先端の飛翔の天」と見える。合ってる気がする。
  • ■俗まみれながら、あすか先輩、みぞれ、希美、麗奈、美鈴、奏、、、衆生の苦悩を救済する久美子。「うまくなりたい」と麗奈と同じ真摯な求道を誓う久美子。指揮をし部長となった久美子。浄土宗の阿弥陀如来の救済と禅宗が同居し、雲中供養菩薩像に囲まれる平等院とますます似てきたぞ!?
  • ■楽曲群にも中二病いってみよう。アニメ制作にあたり楽曲は多くが入れ替えられており、結果ここまでで、鳥、風、月、天、地、人、雷電(初出時 雷神 と誤記6/8訂正)と出そろっている。後は花?他にも「空」「夢」「愛」「島」フニクリフニクラは「火」か「山」か。偶然だろうか?「楽曲名は自然と宇宙」妄想と名付けよう。

  • 5/4追記:サンフェスでの美鈴説得中の立華の「ボレロ」はなぜ選ばれたかまだ分からない。トゥーランドットの誰も寝てはならぬ もわからない。。学園天国、地獄のオルフェ、ダッタン人の踊りで天地人というのも、リズと青い鳥、プロバンスの風、三日月の舞で花鳥風月というのも全くの偶然かもしれない。公式が「なんか曲ないかなと考えていたらダッタン人がオーボエとフルートだというのでこれだとなった」と言っているのに、さらに「公式はホントは天地人そろえるために「人」がつく曲を探してたんだろう」とまで想像するのはまさに妄想にすぎない。他の曲も、著作権が切れていて都合が良いといった理由で選ばれた程度かもしれない。それでも、古代インドの五大(地水火風空)とかが脳裏をよぎるのですよ(妄想がはかどる。。。)
  • 6/8追記: ボレロ自体はわからないのだが、「誓い」においてゆがんだ考えにとらわれる奏・美鈴の逡巡のシーンに、まっしぐらに道を進む「青い悪魔」立華の佐々木梓のカットが挿入され対比されていることは感得した。
  • 6/8追記 また「ようこそ」を見て改めて思ったが、麗奈と久美子のいた大吉山北中が「天国と地獄」、天と地。そして南中が「ダッタン人の踊り」、人。というところですでに「天地人」のモチーフが提示されていると思い至った。
  • 6/8追記:ほんとうに今さらなのだが、そもそも、北宇治吹部のTシャツの緑色。これ自体、青い天にみちびかれ黄色い大地に支えられて育ちゆく人、緑、の「緑」なのだろう。


そして、次の妄想が始まるのです!妄想endless!

番外編:ミステイク


  • ■スーザホン落下確定のさっちゃんアクスタ。修正版が出て初版は貴重となり両方買うべきなのかという気がしてきた
  • ■昨年に続き釜屋つばめの苗字が「谷」と誤記、なんと部員紹介で。残念。
  • ■奏のユーフォの種類が本編とパンフで不統一。原作小説表紙はしかたないとして、京アニ制作陣はキャラクタの楽器の品番まで設定で決めている以上、注意が必要なところでは。
  • ■田所あずささん演じる重要な加部ちゃん先輩、部員としかクレジットされず。佐々木梓と二役だからなのか?

番外編:わからないことメモ

  • ■なぜ公園のシーンで「ちかおからメールだ」と秀一がいうのをきいて「よしよし」と言ったのか?ちかおに「秀一が女子とくっつかないよう見張ってて」と頼んだのだろうか?
  • ■なぜ梓が執拗に現れるのか?サンフェスはともかく、奏のサイゼのシーンで背景の道を走り抜けていく意味は?
  • ■最後のシーンでわざわざ遠景に平安神宮の大鳥居を入れている意味は?

終わりに


しっつれい、しました~!
それにしても、なんだろうこの幸福感! 「あの子たちはどうしてるんだろう」という渇望感が一年ぶりに満たされたよろこび。 何度も何度も観ずにはいられません! 制作してくださって、本当に本当にありがとうございます!

【ユーフォ回】~誓いのフィナーレ~Blast!

3月もまもなく終わり!
『劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』は2019年4月19日公開。
その主題歌「Blast!」は詞: 唐沢美帆、作曲編曲: 加藤裕介 歌: TRUE というDREAM SOLISTERチームによる作品で、4月17日発売予定です。
それをきいてもう楽しみで楽しみで、4月17日を指折り数えて待っていたところ、なんとショートバージョンが3月22日夜にYouTubeで先行公開されました!

【TRUE】「Blast!」MV Short Ver.(『劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』主題歌)(YouTube)
うおおおお~!ktkr---------------!!
23日は東京ビッグサイトでAnimeJapan、大田区で同人イベント、ほかにも都内各所でボカロの展示があり、「東京にいきたいなー」と思っていた私。もちろんそんな自由があるはずもなく自宅にくすぶっておりました。が、しかし、"Blast!"公開で一気にアゲアゲ状態に!!!!
気が付けば夢中でスケッチ譜を書き始めていました。午前3時ごろ完成し、翌23日は午前、午後、夕方とアレンジを施しつつ練習し、夜に10回ほどテイクして、投稿したのがこちらです!

【弾いてみた】Blast! short ver.【響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~主題歌】(YouTube)
【弾いてみた】Blast! short ver.【響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~主題歌】(ニコニコ動画)
アレンジも演奏もまだまだですけれど、丸一日、気持ちと勢いだけでせいいっぱいがんばった結果ということで記念です!
さああと本公開まで21日, 3週間!主題歌も発表され盛り上がってきました!みんなで、Blast!!!

ミクウィーク!ミクスプリング!

いやあ1年も6分の1終わっちゃいましたーwww そして!節分立春から1ヶ月、ようやくぐいぐいと春めいてきたこの頃です!!
そう、3月!!待ちわびた春!!3月と言えば、3月3日桃の節句から3月9日ミクさんの日までの、ミクウィークです!(すいませんzhuoが一人で言ってるだけです)
そんなzhuoの妄想が世間に影響を及ぼしたのか(違 心浮き立つ春に向け、もう、もう、もう、2月節分以来、怒涛のコラボイベントラッシュですね!!!
これをみてください!(そして、1月25日はHATSUNE MIKU SYMPHONY 大阪、1月末まで横浜人形の家 初音ミク フィギュア展だったんですよ~!)
1/30-3/10
初音ミク MUSIC CAFE 2本目 アニON STATION AKIHABARA 本店
2/4-2/11
SNOW MIKU 2019(さっぽろ雪まつり)
2/23
巡音ルカ 生誕10周年記念祭 ~Fabulous∞Cruising~
2/23-3/17
☆初音ミク×よみうりランド 初めての出会い☆
3/8-3/25
渋谷ロフト 初音ミクx 「39CULTURE」コラボレーションストア
3/15-3/31
有楽町マルイ 「~ミクに会える!体感型展示会~『初音ミク展示会』」

いやーもう、春と共にミクさんミクさんミクさん!これはもはやミクウィークでは収まらない、ミクスプリングと言えましょう!!

この中でzhuoが感銘を受けるのはさっぽろ雪まつりと同タイミングで行われるSNOW MIKU 2019, そしてよみうりランドです。
SNOW MIKU、はやくも10周年です。ということはミクさんのブレイクの翌年にはもう、SNOW MIKUは始まっていたのです!なんと素早い決断!
そしてよみうりランド!!新春恒例ボカロ大予想(笑)で、遊園地がボーカロイドコラボするというモチーフの初出は、意外と遅くて2013年のお正月でした(参考: ボカロ界で今年起こりそうな出来事大予想2013! の5月)。その前年にはすでに八景島シーパラダイスでミクさんがフィーチャーされていましたから、想像できるといえばできるネタでしたが、しかし今回のよみうりランドさんは大規模です。ダヨーさんにバンジージャンプなんて考えもしませんでした。なんという徹底ぶり! コスチューム貸し出し・撮影はあるんでしたっけ、、、ついに、こういう時代がやってきたなと思います!

このところ新聞ジャックも続いていますね、報知の雪ミク特集に続き、東京新聞、北海道新聞、ミクさん大活躍です。
ここまで、すべての人に知られるようになったんだな。そんな嬉しさがこみ上げます。

さあさあ、ミク・ウィークはじまりです!
プロフィール

zhuo

Author:zhuo
zhuo, a vocaloid fan.

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